毎年9月の恒例行事として、K-POPファンを楽しませ続け、今年で6回目を迎えた「KMF2013」が温かい雰囲気の中、大盛況の内に幕を下ろした。
昨年に続き、今年もNPO法人日韓文化交流会がMBC MUSIC と共催で9月15日(日)札幌・9月16日(月・祝)東京の2都市で開催。
「KMF2013」は、アジアの貧困地域の子供たちの教育支援や、東日本大震災で被害にあった子供たちの為に支援を行っているGFSC(Good Friends Save the Children)チャリティー公演でもあり、GFSCの趣旨に賛同した出演者U-KISS、K.will、MR.MRの3組が「困難な環境にいる子供たちのために」と素晴らしい歌とパフォーマンスを披露した。
昨年、大好評だったライブ本番前から楽しめる客席中継イベントが用意された!客席に座っているファンがスクリーンに映し出されると、「ようこそ!」「ありがとう」「誰のファン!?」のメッセージと共に、いたずら書きや、嬉しいハートマークなど、アーティストが直接メッセージを送る楽しいふれあいに、駆け付けたファンは大喜び。
東京では、オープニングアクトとして数々のOSTに参加している歌唱力が魅力の実力派‘FIX’が登場!
「僕の女」を歌った後「今日は台風で、天気がよくないのに沢山来ていただきありがとうございます。」「僕たちはGFSC広報大使を行っていますが、これからもGFSCの活動に沢山の関心をよろしくお願いします。」と、GFSC広報大使らしくメッセージを伝え、「さよならと言わないで」を熱唱!美しい歌声で、余韻を残した。
また札幌では、NPO法人日韓文化交流会「K-POPダンス教室 Dance de Smile」の生徒達によるU-KISSのカバーダンスが披露された!
会場が暗転すると、カンボジアトイレ建設・ネパール図書館建設、東日本大震災で被害を受けた雄勝中学校への和太鼓支援、また、雄勝中学校の生徒がオープニングアクトとして参加したKMF2011と応援に駆けつけた2AMなどのアーティストの姿、そして困難な環境にいる子供たちへGFSC活動をまとめたが映し出され、最後には「Good Friendになってください」とのメッセージが流れると、会場は自然と温かい拍手で包み込まれた。
「KMF2013オープニング映像」が流れ一気に会場中の期待感が膨らむ!
MR.MRのイントロ映像後、ライトが点灯し、5人のシルエットが見えた瞬間、大歓声が響き渡る!いよいよ日本初登場となるMR.MRのステージがスタートだ!「Who’s that girl」「Highway」と、キレのあるダンスとヒットナンバーで観客の心を掴む!
「初の海外公演だったので、ずっと緊張していました。」「初の海外公演で、このような意味のある行事に参加できて光栄です。」と、初々しいコメントの他、声のトーンを徐々に高く上げながらの自己紹介で、笑いも誘った!
「約束するよ」ではステージ前に座り、甘い歌声を披露すると、日本のファンのことを考え準備した「Only human(1リットルの涙OST)」と、ボーカルグループらしく美しいハーモニーで実力を見せつけた。
その後トークでは「『Only human』が日本の人気ドラマ<1リットルの涙>のOSTであったので「皆さんに1リットルの涙を流させたかったのですが、まだ実力不足でした。皆さんの代わりに僕たちが1リットルの汗を流しました。次来たときは、1リットルの涙を流していただけるように頑張ります。」と笑いを誘いながらも日本での活躍に意欲を覗かせた。
最後の「Waiting for you」では、ステージを飛び降り、元気いっぱいに客席の1階後方まで駆け抜け、会場を多いに盛り上げた!
続いては、4年ぶりにKMFに帰ってきたK.will。
「どうかやめてくれ」の曲が流れると歌いながら登場すると、ひときわ大きな歓声が響き度たり、1曲めから歌唱力を存分に発揮!観客を魅了した。
続けて明るくポップながらもK.willの歌唱力が際立つ軽快な「Love Blossom」を。ダンサーとの息もぴったりだ!トークでは、「日本に初めて来たのがKMFでした。また、このようにKMFに参加することができて嬉しい。今回の公演はアジア貧困地域の子供たちや東日本大震災で被害を受けた方へ支援するチャリティー公演です。皆さんも沢山関心を持っていただけばと思います。」と公演の趣旨を伝え、また、「僕はバラード歌手ですが、やっとバラード歌手のぴったりの季節(秋)がやってきました。他のアーティストのファンの皆さんも、年に1度泣きたい時は、僕の歌を聴いてください。」とユーモア溢れるトークセンスで観客を楽しませた。さらに、ダンサーと一緒に椅子を使ったパフォーマンスを取り入れた「Lay Back」をかっこ良く歌い上げ、K.willらしい定番のバラード曲「恋しくて恋しくて恋しい」を切なくしっとりと歌い上げ、観客はうっとりとなりK.willの世界へと引き込んだ。
「ようやく悲しいバラードにぴったりの雰囲気になりましたね。」と笑いを誘う。「このまま悲しい雰囲気のまま終わらせることはできませんね。」と最後は「胸がときめく」で会場全体を一つにし、U-KISSへとバトンを引き継いだ。
最後は、日本でも大活躍中!新韓流の中心! U-KISSが登場!!
この日一番の歓声が上がると、1曲目からダンスナンバーの「Standing stil」で会場はヒートアップ。立て続けに「ALONE」でさらに会場は熱狂の渦となった。
「こんにちは、U-KISSです。初めてU-KISSとお会いしたかたもいらっしゃるかと思いますので」とそれぞれメンバーが挨拶をするたびに割れんばかりの歓声が巻き起こる。「GFSCはアジアの困難な環境にいる子供たちや東日本大震災で被害を受けた方のためのチャリティー公演です。皆さんの温かい声援をよろしく願いします。」と心温まるメッセージを伝えた。
Newシングル「Inside of Me」「Neverland」のキレのあるダンスと歌で観客のボルテージも最高潮に達していたが、何と「さっきのNeverlandが最後の曲でした。」と告げられファンは名残惜しそうにするも、メンバーは「また会いましょう。」とステージを去った。しかし、U-KISSのステージはそれだけでは終わらなかった!
何と、後ろの客席より登場するサプライズにファンは大喜び!目の前を通り過ぎるメンバーに悲鳴を上げる場面も!大ヒットナンバー「Man Man Ha Ni」で観客も一緒に大合唱し、大興奮の内にステージを終えた。
いよいよここからが、KMFのもうひとつのお楽しみ!各アーティストによるスペシャルステージのスタートだ!トップバッター、MR.MRが可愛い着ぐるみ姿で登場!!
今、韓国でシンドロームを巻き起こすほど大人気のCRAYON POP「パパパ」を愛嬌たっぷりに歌い踊る!あまりの可愛さに、会場は悲鳴あり、笑いありで、一緒にジャンプをしながら盛り上がるファンも。
「僕達は、新人なので~」と、流行の「キヨミ」も見せてくれるサービスも!
続く、K.willのスペシャルステージでは、2011年度の韓国人気ドラマに選ばれた「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン」より「Real Love Song」を披露。ドラマの名場面や、感動が再び胸に浮かんでくる!
最後のスペシャルステージは、U-KISSのフン、ケビン、スヒョンの3人がMENの「できない」を熱唱。
歌唱力を改めて実感できる見事なハーモニーとマッチした歌声に、観客は息をのんで聞き入った。心に響くステージは大きな感動を残した。
フィナーレは、U-KISS、K.will、MR.MRと全出演者が「赤い夕焼け」を歌いながら観客へプレゼントとしてサインボールを投げこんだ!キャッチしたファンは大喜び!また、終盤にはU-KISSのキソプとK.willが「パパパ」のジャンプを見せると、ファンから悲鳴と笑いがおこり、和気あいあいの温かい雰囲気。
最後、K.willとU-KISSのリーダーからは、「アジア貧困地域の子供たちのため、また、東日本大震災の被災者の支援のため、ワンコインチャリティーにどうぞ温かいご声援をよろしくお願いいたします。」とメッセージが伝えられると、会場からも自然と拍手が起こり最後は出演者全員で手をつないで挨拶し、ステージを後にした。
今年の「KMF2013」もスタートからラストまで、情熱的なパフォーマンスと心に響く歌と温かいメッセージで、心温まる雰囲気で幕を下ろした。
(文・写真:NPO法人日韓文化交流会)