2月28日に日本で初のライブ「赤頬思春期 1st Live Showcase 宇宙をあげる~」を行い、満員の聴衆を沸かせた赤頬思春期。ライブを終えた二人が新大久保ホットガイドの独占インタビューに応じてくれた。
―― 公演のタイトルは「宇宙をあげる」でした。公演を終えて、今の気持ちを”星”で表現するなら、どんな星になりますか?
流れ星です。流れ星を見るには、長い間待って、星が流れたら、星がキラキラ輝いている間に嬉しくなって、そして、その星を見ながら、願いをお祈りするじゃないですか? 日本でのライブを終えた今の気持ちも、まさにそんな感じです。とても長い間、待ち望んでいた星を見た後は、幸せな気持になれたし、また、その星を見てみたいと思っています。そして、その星はとても美しかったですよ。
―― とてもユニークなチーム名ですが、どんな時に自分たちは“赤頬思春期”だなと感じますか?
二人一緒にいる時ですよね。二人で、特別なこともなく、ただ、あれこれ冗談を言い合っているのがとても楽しいですね。
―― まさに“思春期”ですね!
二人集えば、一日中、とても騒がしくなるし、お転婆娘みたい。思春期の女の子のように、そうなっちゃいます。特に、ライブの時に、そんな傾向が表れるようで、ファンの皆さんは、お転婆な私たちを面白がってくれるみたいです。
私たちはいつも思春期のようです。毎日、夢に向かって悩んで、恋愛に対して、まだ不慣れで。今は「私たちも年を重ねているので、もうちょっと大人にならないと!」って考えているのに、二人とも性格があまり強くなく、感情の起伏も激しい。そんな自分たちを見ていると、まだ毎日が思春期じゃないかなって。
―― ところで、お二人の故郷の栄州市はリンゴの名産地として知られていますよね。
それで、私たちを“赤頬リンゴ”と面白がる方もいらっしゃるんですよ!
―― 日本では「りんごのような真っ赤な頬」という表現がありますが、ユニット名とリンゴは関係がありますか?
直接的な関係はありませんが、赤くて爽やかなリンゴのイメージが私たちと重なる感じがしますね!
―― 栄州市で過ごした高校生時代、家に帰る途中にバンドを結成されたそうですね?
はい、互いに歌手の夢を秘めていたんですが、学校からの帰り道に、二人で歩いているときに、歌手が夢だと明かし合いました。それでジユンが当時、栄州市に一つしかなかった実用音楽学院に登録をして、一緒にバンドをやろうって提案したんです。そして気の合う友達と一緒に路上ライブをやって、学園祭を回りながら、大きな夢を持つようになりました。そして、今に至ります。
―― お二人の歌にもなっている「SOME」は友達以上、恋人未満な関係です。お二人はそうした関係を楽しむ方ですか、それとも、もどかしく感じるほうですか?
私たちは、実際のところ、サムのような、トキメく感情を楽しむ方です。とはいえ、恋愛に発展させたくないってわけではありません。ただ、恋愛に至る前の段階が好きなんです。不器用であやふやな気持ちが、愛に対して最も純粋な感情じゃないでしょうか?
―― 昨年9月にリリースしたアルバム『Red Diary』はビルボート チャートに入るほど、アメリカでもヒットしました。その理由をどうお考えですか?
このアルバムは文字通り、赤頬思春期のダイアリーのような作品です。自分だけの、こっそりと綴った、時には恥ずかしいけど、大切な日記帳のような感じです。皆さんは、そうした感性と歌詞に大きな共感を覚えて下さったり、癒されるみたい。このアルバムには、そうした日記帳のような感じがそっくりそのまま溶け込んでいるんです。
―― 日本で気になる歌手はいますか?
気になる歌手というより、日本の音楽に対して、とても興味がありますね。
―― 今後も継続して日本での活動が期待されますが……?
高校時代に、韓国の歌手が日本で公演する映像をたくさん見ました。その時、私たちも日本で必ず公演をしたいという夢を持ちましたが、今、その夢を少しずつ実現しているところです。
―― 日本ではどんな風に呼ばれたいですか?
韓国では私たちの名前を縮めて「ボルサ」と呼ばれています。この呼び方って、とっても可愛らしいですよね。それで、私たちとファンだけが知っている隠語のような感じで、日本でも「ボルサ」って呼んでもらえたら、嬉しいです!
―― 最後に、日本のファンへのメッセージをお願い致します!
今回のショーケースを通じて、とても美しくて良い思い出を作って下さり、ありがとうございます! たくさん緊張して、慣れない点もありましたが、そんな私たちを可愛がって下さって、また、たくさん応援してくださって、一緒に素敵な舞台が作れました。これからも、いい歌といいステージを準備して、皆さんのもとをお訪ねしますね。ありがとうございます! 愛してます!
(文:きむ・たく)