1957年以来、65年に渡り、韓国の美しさを世界に伝えてきたミス・コンテスト、「ミス・コリア」。2021年度の日本代表選抜大会が8月3日(火)に中野ZERO大ホールで行われた。
イベントは韓国伝統芸能の公演からスタートし、金大伊(パンソリ)、金美福(韓国舞踊)らが伝統芸の奥深さを伝えていく。
そして、今を時めく女性4人組、Brave Girlsから応援ビデオ・メッセージが届き、これだけでも、このイベントの注目度の高さが分かろうというもの。その後、この日の参加者がステージ上に勢揃いすれば、会場の雰囲気が一気に華やぐ。では麗しき14名をエントリー・ナンバー順にご紹介!
1. コ・ファリョン
「このような素敵なステージに立てたことをとても幸せに思います」と丁寧に挨拶。
2. イ・ヨンヨン
「精一杯頑張って、自分の魅力を引き出すので、応援して下さい!」と話し、ワンピース審査ではサランヘ・ポーズ!
3. パク・マユ
「私は在日韓国人3世として、日本と韓国で影響のある女性になりたいと思っております」とニッコリ表明。
4. イ・ヒラ
「今日は少し緊張していますが、一所懸命頑張りますので、宜しく御願い致します」と述べ、ワンピース審査では投げキッスをプレゼント。
5. キム・ヒョジョン
ワンピース審査では指ハートをキメ、「韓国の美を世界に広めていくミス・コリアになりたいと思います」と挨拶。
6. イ・スユン
「私は皆さまに私の魅力をたくさん、お披露目したいと思っております。韓国人ということにとても誇りを持って生きて来ました。“真”になれたら、日本で、韓国の美、韓国の文化を知らせるために活躍していきたいと思っています」と話し、ワンピース審査では両手ダブルで投げキッス!
7. キム・ヒョジョン
「日韓交流おまつりで活躍して参りました。これからはミス・コリアとして日本と韓国の文化交流に貢献したいと思います」と愛くるしさ一杯!
10. キム・ミユ
「コロナ禍の大変な状況ではありますが、関係者の皆さまの協力の下、開催出来たことを嬉しく思います」と礼儀正しいが、ワンピース審査では銃を撃つポーズで審査員のハートを射抜く大胆な一面も。
11. ユ・ジヨン
12. イ・リナ
「この瞬間を思う存分、楽しみたいと思っています」と緊張知らずで、ステージに立つ。
13. チェ・ユキ
「今日は宜しく御願いします。カムサハムニダ」とシンプルながらも力強く挨拶。
14. イム・イェジ
名前の漢字標記は林藝智。それゆえ「芸術と知恵を通してメッセージを伝えるイム・イェジです」と自己紹介!
15. ハン・ヘンナ
2年連続出場の余裕からか、ドレス審査では大胆なスリットが入った衣装で客席を魅了!
16. クォン・ジヘ
「現在、私は韓国舞踊を習っておりますが、多くの方々を喜ばせることが出来るミス・コリアになりたいです」と話し、ワンピース審査では指ハートの投げキッスを会場へ。
全員が意気込みを述べた後は再び、ゲスト公演へ。韓国ドラマOSTの分野で活躍し、日本に活動拠点を移して以降、平尾昌晃ミュージックスクール、YGエンターテインメントジャパンでボーカル講師を務めたキム・テフンが登場し、「小包」「君のために」(原曲:イム・ジェボム)の2曲で絶品の歌声を披露する。
そして純白ワンピース審査の後はK-POPカバーダンス・チームのユニコーンが登場。リーダーのキム・ジヘは昨年のミス・コリアでココスカイ賞を受賞したコリアン・ビューティーで、彼女がK-POPアカデミーで出会った仲間と結成したのがこのチーム。
彼女らは、TWICEの「Alcohol Free」からITZYの「マ・フィ・アIn the morning」をメドレーで舞い、最新ナンバーの2連発に会場は大きく沸いた。
ドレス審査を挟んだ後は、K-POPミュージカル「BACK TO THE STAGE」(8月24日からスタート)キャストによるステージへ。
男性陣は90年代フレイバー香るダンスチューンの「ノンウンヌンゲイポ」を、女性陣はスリリングなワイルド・チューン「プショボリョ」を初披露し、ミュージカル本公演への期待を高めた。
さらには大御所演歌歌手の山川豊が「アメリカ橋」と「拳」を熱唱するなど、豪華でスペシャルな舞台の数々に興奮が止まらない。
審査発表前には踊るデザイナー、ヘンミンが圧巻のショーで会場をアツくする。「地球の祭典~喜びの歌」がテーマのステージは、コロナに負けぬ美しさがキラキラ。まずは、平原綾香の「I Love You」をバックに、アーシーなドレス&頭上にフラワーアレンジメントをまとったモデルが地球の鼓動を伝え、曲がドラマ「朱蒙」のOSTに転じれば、太鼓(プク)を手にしたパフォーマーも登場し、舞台はオリエンタル・フュージョン・テイストへ。ラストはフィリピン出身のジェイク・ザイラスがシャリースとして発表していた「Louder」をバックに、祝祭感をアップさせたショーを展開。
トラッドを踏まえたフューチャリスティック&ボーダーレスな舞台に、会場からは多くの花束が贈られた。
そして最後は緊張の審査発表!
真:キム・ミユ、善:イ・スユン、美:クォン・ジヘ、特別賞:キム・ヒョジョン(エントリーNO.5)の4人が選ばれ、“真”に選ばれたキム・ミユは「在日4世として、日韓に関する仕事をしていきたいと考えていまして、現在、通訳士として働いております。これからも、色々な形で日韓を繋いでいき、グローバル的にも色々、活動していきたいです」とこれからの抱負を述べた。
また、去年まで行われていた水着審査が今年行われなかった点にも着目したい。2021年のミス・コリアは変革のミス・コリアとして記憶されることだろう。
(文:きむ・たく)
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