グローバル・アイドルグループとして注目を浴びるUNIQ(ユニーク)が日本初上陸! 東京、大阪で「UNIQ SHOWCASE in JAPAN」を開催した。ここでは7月20日の東京公演(会場:北とぴあ さくらホール)の模様をレポート!
まず注目されるのは彼らのメンバー構成。UNIQは韓国人メンバーのソンジュ、スンヨン、そして中国人メンバーのムンハン、ジョイシェン、イボ、この計5人からなる。中国人メンバーを含むK-POPグループは今では一般的だが、韓国人2:中国人3という構成具合は彼らオリジナル。このバランスがチームを特徴づけるユニーク・ポイントかつ武器となり、既に中国でも活躍している。
ソンジュはラーメンが大好きなリーダーで、オフのときは欠かさず日本風のラーメン屋を訪れているそう。洋服が大好きなスンヨンは「日本で限定版のファッションをチェックしたい」と語るお洒落ボーイ。可愛らしい人気者だ。
「セクシーで王子様系、しかも男気がある」とパーフェクトな感のあるイボは面白さも満点。「ラムネ大好き」なんて発言でファンを沸かす。手鏡を手放すことなく、常にビジュアルをチェックするムンハンは「目もボディも格好いい」グッドルッキング・ガイ。反面、「近所に住んでるお兄さんみたい」と評判で、噂通りに「漫画が大好き。富士急のお化け屋敷に行きたい」と普通の若者らしさも見せる。そして最年長のジョイシェンは優しきイケメン。低音のラップでクールさを放つ。
こんな個性派が揃ったがゆえに、ソンジュは「UNIQの特徴はいろんな色を持っていること」と明かし、それは音楽性にも表れる。オープンニングの「EOEO」と続いた「Born To Fight」は格好良さを前面に出したヒップホップ風ダンスポップ。新感覚のダンス・パフォーマンスで目を引く「Listen To Me」はメロディアスなハウス調の展開が心地よい。他にもムーディーな「Luv Again」や楽しさ溢れる「Celebrate」、ダブステップ・タッチのデビュー曲「Falling In Love」など、デビュー後、約10カ月ながら、バラエティの豊かさには目を見張る。
3年強に渡り、一緒に生活していることもあって、国籍の違いを感じさせぬほどにチームワークもバッチリ。抽選会の時には全員の口が休むことなく、特に他のメンバーから「うるさい」と指摘されるソンジュは、いつも歌うか話すかで忙しい。これも彼ら流のファンサービスだろう。
チーム名は独特の意のユニークとユニコーン(一角獣)の合成語。ユニコーンはピュアな女性に惹きつけられる想像上の動物だ。そのためだろう、館内は若くてピュアな女性が占め、既にUNIQとファンは相思相愛状態。ライブは終始、黄色い歓声に終始包まれていた。UNIQはこの日を皮切りに日本でも活動を開始し、グローバルアイドルとしての道を突き進む。
(文:きむ・たく / 写真提供:YHC (c)YueHua Entertainment)