「ダンスは男より大事」1億5千万再生韓国セクシーダンスチーム Waveya直撃インタビュー

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K-POPカバーダンスの動画をYouTubeなど動画共有サービスで観ていると、必ず関連動画にピックアップされる世界のトップチームがいくつかある。
中でも韓国のWaveya(ウェイブヤ)は、“カンナムスタイル”(PSY)カバーでなんと1億5千万(!)再生を超えるモンスターチームだ。

パワフルにキュート、多彩なダンスで魅せるWaveyaだがとりわけ抜群のセクシーさで、ひとたび高校でパフォーマンスをすれば生徒たちの狂乱を巻き起こすほど。

近年ではアメリカで開催された「Anime Matsuri」にゲスト出演するなど、活動の幅をますます広げる彼女たち。
その実力の秘訣を探ろうと、メンバーAriとMiUにホンデの人気カフェ「Cafe Source」で話を聞いた。

左:MiU / 右:Ari

── Waveyaの活動をスタートしたきっかけはなんですか?

MiU:
私たちは姉妹なんです。

── え、そうだったんですか?!

MiU:
オンニがダンスするのが好きで、私はオンニが大好きだったので一緒にダンスをするようになりました。
そこから動画をアップロードしはじめ、「じゃぁ名前をつけよう」との話から、Waveyaとしての活動が始まりました。

── Waveyaとはどういう意味ですか?

MiU:
波(wave)を打つ勢いで「ヤー(YA)!」と(笑)

Ari:
あと、日本のドラマを観ているとお店に「屋(や)」とついているじゃないですか。なのでそこから「Wave屋」の意味も含めて、Waveyaとしました。
世界的にウェーブを起こしたいです!

── 世界的と言えば最近各国でゲスト出演をしていますね、アメリカの「Anime Matsuri」にも

MiU:
はい。2013年、2014年と出ました。
まず「アニメ祭り」というのは日本語ですよね?アメリカにも日本のアニメ好きな方がたくさんいて、そのイベントの会長が「日本ではK-POPも人気があるので、2NE1や4Minuteを呼びたい」と話をしていたそうです。
ちょうどその時に、カンナムスタイルの動画から私たちを知ったそうです。

── カンナムスタイルと言えば、再生回数が1億5千万回を越える動画ですね

MiU:
本当にありがたいです

Ari:
不思議な気分です

── カンナムスタイルは、世界中のサラリーマンが忘年会や結婚式で踊らないといけないので、その練習のためかも知れませんね!

Ari:
そうなんですかね……。

── ところで、そのような「ウェーブ」を生み出す実力の秘訣はなんですか?

MiU:
オンニにあると思います(笑)
カバーもオリジナルも99%はオンニが振付をしてくれます。女性アーティストのカバーであれば、練習しなくても動画を観ただけでほぼ踊れるくらい。
残り1%くらいが……私です。

── 最近Girl’s Dayミナのソロ動画をアップしていましたね。それは?

MiU:
それがたまたま1%です(笑)雰囲気を出すためスタジオで撮りました。

MiU:
2人ではじめたWaveyaですが、時おりメンバーを加えて踊っています。また、その追加メンバーがある程度上達したら卒業していくのも、Waveyaらしいスタイルです。
ちょうど今は他のメンバーもいないので、2人でお互い違う曲もやってみようということで、今回のソロ曲になりました。
スタジオ撮影は反響も良かったので今後も挑戦したいです。

── ところで先ほど日本のドラマの話もありましたが、もしかして2人は日本語も話せるのですか?

Ari:
はい、少し。
私たちがAnime Matsuriに出たとき、韓国人は私たちだけだったので控室でおとなしく座っていました。その時まわりに日本のファッションモデルの方もたくさんいたのですが、急に私たちが日本語話しはじめたので驚いていました(笑)

MiU:
基本的には日本のドラマを観て覚えました。
ドラマは設定での会話が多いので、日常生活で使うものばかりではありませんが、勉強になります。「変態!」とか(笑)
ドラマでは「ごくせん」を観たり、ダンスも、踊りはじめたときは安室奈美恵さんなどJ-POPのカバーをしていましたよ。韓国のダンスは男性的なところが強いですが、日本のはしなやかでセクシーな印象があります。

Ari:
ドラマは友だちの家まで観にいっていました(笑)

── 姉妹で一緒に活動していて、女性同士なので事件などないですか?

MiU:
24時間ですね(笑)ただ大きな問題ではありませんよ。
私たち2人はいつも一緒なので、逆に友だちと遊んでるときでもオンニに会いたくなります。
ケンカをすることもありますが、お互い気に入らないからではないです。

── それがまさにWaveyaの実力の秘訣なのかも知れませんね

Ari:
そうかも知れません。
朝起きたらパソコンを立ち上げて、まずいろんな動画を観ます。韓国だけでなく日本や、あとはビヨンセやリアーナなどアメリカの歌手も、それこそ頭がおかしくなるくらい観て刺激を受けます。
そういうことは友だちとはできないですよね。友だちには「いつまでダンス続けるの?男より大事なの?」と聞かれることもあります。
男より大事なんです!

MiU:
それで『恋愛できない女』とか日本のドラマを観てるんです(笑)
とても共感します。

── 小さいころダンスのレッスンを受けたりもしてたのですか?

MiU:
いえ、独学です。
オンニは、家族でいるときはにぎやかなのですが、もともとは内面的な性格でした。
ただインターネットに映像をアップするようになり、会ったこともないような人に知られるようになってから、少しずつ心を開いてやっと人間になった気がします(笑)

オンニは賞をたくさんもらうくらい美術が得意でした。
ただ、美術の塾に行っているときも我慢できなくなり、トイレに1人で行って友だちが並んで待ってる中で踊っていたこともありました。それで何事もなかったように出てくるという(笑)

私も高校生のときは学校の成績が良かったんです。
一位もをとったのに大学に行くつもりがなかったので、先生からも「おかしいんじゃないか」と。
周りからも「動画をアップしたり芸能人気取りか」といろいろ言われたこともありましたが、そういうときこそダンスでストレス発散していました。

── それでは最後に、今後のWaveyaの目標を教えてください

MiU:
アメリカにとあるダンス会社があって、有名なダンサーたちが所属しています。
目標は、その会社と契約して日本ふくめ世界でダンス活動を続けていくことです。