北海道の女性5人組が夢の本選に出場決定!豪華ゲストが華を添えた『2016 K-POP World Festival in TOKYO』

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世界中のK-POP ファンが集い、歌とダンスの実力を競い合う「K-POP World festival」。7月15日、その日本オーディション『2016 K-POP World Festival in TOKYO』が東京新宿文化センターで開催された。

開演前にはスペシャル・ゲスト兼特別審査員のB.A.Pが登場し、ゲーム大会でフロアを沸かせるという実に贅沢なこのイベント。会場には多くのB.A.Pファンが詰めかけ、マトキ型のグリーンのペンライトを手にする人が目立った。そして「B.A.Pの理想のタイプ探しゲーム」では、“メンバーの総合的な理想の女の子=子犬っぽくて、ロングヘア―で、眼鏡をかけてなくて、パンツルックが似合って、付けまつげを付けた人で……”というのが明らかに!

その後は、クリスタルのように輝く女の子7人組CLC、「復活の日」風漂流者ファッションで現れたMR.MRのライブを挟みながら本編が進行。この予選を勝ち抜けば、韓国・昌原市で行われる本選に出場できるとあって、みんな真剣。レベルの高い接戦となった。

NO.1 金谷莉那さん

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小4の時に、お母さんの影響でBoAの「LISTEN To MY HEART」を聞き、それからBoaにハマったという金谷さんは彼女の「そんな君」でエントリー。

NO.2 樅山涼太さん

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「ユンホ(東方神起)に惚れた」という樅山さんは東方神起の「呪文-MIROTIC-」でエントリー。「喋りは苦手」と話すが、パフォーマンス前から余裕ある立ち振る舞いを見せ、一人で踊りながら歌う姿には会場から東方神起風の掛け声も! 間奏部をたっぷりとってダンスパフォーマンスもきっちり演じ、韓流アイドルばりに腹筋のチラ見せで沸かせた。

NO.3 名倉明日香さん

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家族皆がK-POPファンという名倉さんは韓国での歌手デビューを目指し、イ・ハイの「1.2.3.4」を披露した。

NO.4 井本春陽さん

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確かな歌声のバックグランドはゴスペル。ステージを存分に使った堂々としたステージングと迫力ある歌声でフロアを掴む。エントリー曲はAileeの「Don’t Touch Me」。

NO.5 澤藤玲佳さん

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好きなK-POPは東方神起と今風の17歳だが、ファッション、ソバージュなヘアスタイルは80年代を意識。歌うのももちろん、80年代の代表曲「ああ! 昔よ」(イ・ソニ)で、「韓国語の先生に昭和の時代の歌を尋ねて、この曲を選びました」と話す。ステージに派手なパフォーマンスはなく、選んだのはK-POPファンに馴染み薄な1985年の歌。歌声一本で勝負する清々しさはイ・ソニの清純なイメージを思い起こさせ、見事、日韓友情賞を獲得した。

NO.6 寺田夢乃さん他4名

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名古屋予選を勝ち抜いた高校生5人組は1ボーカル&4ダンサーで構成。女性歌手、NC.Aの「Oh My God」をカバーした。

NO.7 中野二千翔さん

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歌う前に両手を広げて深呼吸した中野さんは、女性ボーカルがフロントのロックバンド、紫雨林の「二十五、二十一」をカバー。「歌手志望の韓国人のお姉さんの影響で選んだ」とのことで、司会のKBSのアナウンサーは「声が(紫雨林のボーカル、ユナに)似ている」と絶賛し、銅賞が授与された。

NO.8 中村吉宏さん

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神戸予選を勝ち上がってきた中村さんはバラードの皇帝、シン・スンフンの「見えない愛」をカバー。「『昨日は愛を。今日は別れを』と歌うところに一番想いを込めました!」と振り返る彼に、家族から大きな声援が送られ、人気賞をゲットした。

NO.9 小島詩織さん 他4名

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東京予選を勝ち抜いた女性5人組。「お母さんの影響で韓国に関心を持つようになりました」というボーカル担当は10キロのダイエットを成功させて大会に臨むなど気合十二分。IUの「二十三」を披露し、銀賞を獲得した。

NO.10 渡邊愛佐さん 他2名

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バレリーナのような可愛らしい衣装で舞台に立った3人は「友達と一緒に出れて、うれしい」と語るほどに友達想い。3人の歌唱力を証明するようにDavichi & T-araの「私たち愛し合ってたじゃない」をカバーし、日韓友情賞に輝いた。

NO.11 田中咲良さん、川浪未来さん

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B.A.Pの「Goodbye」をカバーした二人は、B.A.P本人に直接審査してもらって、気分は最高! フロアもB.A.Pのペンライトで声援をおくり、パフォーマンス後はメンバーとサランヘサインをやりとりし、幸せなひと時を過ごした。

NO.12 山崎奈緒さん 他6名

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代表の山崎さんは「強い女のイメージに惹かれた」と話し、Aileeの「Mind Your Own Business」でエントリー。ツナギ・ファッションで演じるパフォーマンスは審査員に「アマチュアとは思えないクオリティ」と言わしめ、特別賞に輝いた。

NO.13 黒木梨澄さん、山口雄大さん

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本大会唯一の男女デュエットはキム・ボムス & パク・ジョンヒョンの「人、愛」をカバー。小柄かつ迫力の歌声という点で黒木さんとジョンヒョンは通じるし、山口さんの眼鏡ルックはボムス風。特に黒木さんの歌声はこの日一番の実力。「ハーモニーが美しい」(KBSアナウンサー)、「二人が愛し合っているんじゃないかと思うほどの表現力」(審査員)と絶賛され、金賞が授与された。

NO.14 佐々木優衣さん 他4名

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北海道のカバーダンスユニットをベースに結成しされたこのチームはGFRIENDの「時をかけて」をカバー。全員が踊って歌って、と本物のアイドル風だ。ダンス、フォーメーション、振り付け、全てが複雑というこの曲をカバーし、5人が舞い踊れば、ステージには大きな華が開く。見事大賞を受賞した彼女らは韓国でも華麗なパフォーマンスを見せてくれることだろう。

NO.15 名波亜耶乃さん 城近里枝さん

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札幌出身の二人組は「歌唱力とダンスが魅力」と話してSOL(BIGBANG)の「Eyes, Nose, Lips」をカバーした。

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 参加者のパフォーマンス後は、B.A.Pがライブを演じ、華を添えた。今回、大賞に輝いた佐々木さんチームは2015年大賞受賞チームの後輩にあたるという。北海道が二連覇を決め、札幌5人組が世界中のK-POPファンが集う本選にコマを進めた。

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(文:きむ・たく)

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