老舗K-POPイベント「DJ HYUKのK-POP NIGHT vol.25」が12月29日(日) 新宿ArcHにて開催。毎年末恒例「ArcH K-POP MUSIC AWARD」が発表された一方、2014年1月に予定されている新宿ArcHの閉店にともない、同店での定期開催最終回となった。
「DJ HYUKのK-POP NIGHT」は2009年にスタートし、「KPN」の愛称で親しまれている老舗K-POPイベント。ブーム以前の黎明期より豪華なDJ陣とコアな客層が集まり、東京のK-POPイベントをけん引してきた存在だ。
そんなKPNでの人気企画の1つが、開催場所 ArcH にちなみ名づけられた「ArcH K-POP MUSIC AWARD(AKMA)」。
毎年末、その年にリリースされた50曲あまりのK-POPノミネート楽曲の中から、インターネット投票によりベストテンを決める参加型企画。1人3曲を選び投票、1位から順に3点・2点・1点と加算される方式だ。
今年も12月20日まで熱い投票が繰り広げられ、この日発表された AKMA2013 最終結果は次の通り。
1位 | Growl | EXO |
2位 | パパパ | CRAYON POP |
3位 | Everybody | SHINee |
4位 | I GOT A BOY | 少女時代 |
5位 | Destiny | INFINITE |
6位 | WILD | Nine Muses |
7位 | A.D.T.O.Y. | 2PM |
8位 | U & I | Ailee |
9位 | No.9 | T-ara |
10位 | もしもし | NU’EST |
途中発表までは2013年猛威をふるった「直列5気筒」 CRAYON POP の“パパパ”が1位であったが、その後 EXO“Growl”が急激な追い上げ。最終的には同企画では初となるSMエインターテインメント所属アーティストの1位獲得となった。
セールスやメディア露出など、まさに1年の顔と言える楽曲がやはり上位を占めた一方、“WILD”(Nine Muses)のように、どちらかと言えば通好みの楽曲が6位に入るのも、コアなファンが集まるこのイベントならではと言える。
また、KPNを語る上で外せないのがK-POPカバーダンス。
今でこそカバーダンスチームがショーケースを行うK-POPイベントは珍しくないが、KPNはまさにその先がけ。
PRSDやWonder Dolls、4CにBBB☆など最初期チームからその舞台を提供し、東京のK-POPカバーダンスシーンを盛り上げてきた。日本最大級のK-POPカバーダンスフェスティバル「DREAM ON!」にもその遺伝子が継承されていると言っても過言ではない。
この日のショーケースでも、M☆ReverseとBATSの実力派2チームがパフォーマンスしたほか、女装タレント バブリーナもダンサーを引き連れ“U & I”(Ailee)を披露。K-POP愛にあふれた野次や大きな歓声が飛んでいた。
そしてこの日KPNは、開催場所ArcHの閉店にともない同店での定期開催は最終回となるため、KPNとArcHを愛するファンや出演者が集結。さながら同窓会のようだった。
KPNにとっては一つの区切りではあるが、ぜひとも早い復活に期待したい。