パク・ボムがファンに、歌も美の秘訣もプレゼント!美味しさ凝縮で2NE1のヒット曲をパフォーマンス!

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元2NE1のメイン・ボーカル、パク・ボムが久方ぶりに来日。「PARK BOM ASIA TOUR 2019 in JAPAN “Dream Come True”」と題し、東京、大阪で、計4公演を行った。では、8月22日に開催された東京・昼公演(会場:豊洲PIT)をレポート!

2009年に2NE1のメンバーとしてデビューしたボム。手を振り、にこやかにステージに登場した彼女は「お久しぶり!」の挨拶代わりに、2NE1のデビュー曲「FIRE」をショートバージョンでパフォーマンス。ファンは2NE1が日本でも精力的に活動していた“あの頃”に思いを馳せる。そして、今年春、8年ぶりにリリースしたソロ曲「SPRING」で、ソロ歌手としての“今”をアピール。バックダンサーは、今もなお女性主人公を悩ます元カレとの思い出を紐ダンスで表現し、未練を断ち切るようにダンサーが紐を放り出せば、いよいよボムの熱唱がスタート。元カレを忘れて独りで歩みだそうとする歌の主人公と、歌手として新たにスタートするボムがシンクロし、オープニングから、えもいえぬ感動に襲われる。

2曲を歌い終えた彼女は「皆さん、こんにちは! パク・ボムです。会いたかったよ!」と元気に挨拶し、「日本のファンの皆さんはすごくソフトで優しいですよね!」とべた褒め。客席には感動のあまり、涙ぐむファンの姿も見られ、そんなファンにボムもまた泣きそうになる。ボムはこの日、「ありのままの自分を見て、楽しんでほしい」という気持ちを込めたと明かし、まずはプチ・トーク。美肌の秘訣を問われると、「一日2リットルの水を飲むことと、いいローションを使うこと」と話し、トレードマークとも呼べる“お目々、パッチリ”のキメキメ・メイクについては、ドンキホーテのまつげがポイントと種明かし。ボム・メイクを真似したくなる同性ファンを喜ばせた。

そしてボムの「すみません、今、何時何分ですか?」という唐突な問いかけから、朝4時44分の気持ちを歌う「4時44分」へ。彼女が自ら左手を大きく揺らすと、フロアのペンライトも左右に揺れて、会場の熱気が高まっていく。最新ヒット曲を披露した後は、「ジェスチャー・チャレンジ」と題した、お楽しみのゲーム・コーナーがスタート! ボムのジェスチャーをファンが当てるというファン参加型のこの企画。一回戦のボムの正解目標が6問とあって、彼女は「カンガルー」「パンダ」「ジェットコースター」とトントン拍子で答えていくが、目標には今一歩届かず。ということで、急遽罰ゲームが与えられ、そのお題は「自分が『イケてるわよ』と思うポーズ」。すると、ボムは、左手を髪に、右手を腰に当て、ちょっと腰をかがめるセクシーポーズでファンを喜ばせた。

2回戦は攻守交替でファンのジェスチャーにボムが答えることに。ここでも、ファンとボムの息はピッタリで、これまたスイスイとご名答。「ジャンプ」と答えるところでは「ムーダン(シャーマンの儀式)」とユニークなアンサーでファンを笑わせる。そして3回戦も同じように行われるが、またまた目標に至らずで、二度目の罰ゲームに。今度は、体を傾け、可愛いポーズでファンを魅了し、「ゲームに入り込み過ぎて、友達と一緒に遊んでいる気分」と振り返るほどに熱中していた。

そして圧倒的なパワフルボイスを響かせる「私の恋人」を挟んで、お楽しみコーナー・パート2の「オリジナル風鈴を作ろう」へ。「絵心はあまりない」と謙遜しながらも、画家の母親を持つだけあって、ボムのイラスト・センスは抜群で、クリアーなガラスの風鈴をオリジナル・テイストで彩っていく。最初の風鈴は、グリーンのペンで四葉のクローバーを、水色のペンで空を、黄色のペンで太陽を、“気分で”描いていくボム。二つ目の風鈴は青の飛行機(一見、限りなく、お魚チック!)とピンクのハートでラブリーに仕上げ、さらには短冊にオリジナルのメッセージも添え、世界に同じものが二つとない風鈴をファンにプレゼント! 貴重な贈り物に客席は大興奮だ。

ボムのプレゼントはまだまだ続く。「私のNO.1 ソング」という曲紹介から始まった「YOU AND I」では、彼女がフロアに降り、ファンとハイタッチ&ハグをしながら、ファンからのプレゼントを受け取りながら、さらには客席の椅子に腰かけながら、なんて、スペシャルなサービスを大判振る舞い。ファンにダイレクトなラブを贈っていた。

そしてファンシーな白の衣装にチェンジした後は、「恥ずかしい」をアップテンポに演じ、ファンからの質問に答える「アンサー・ボム」のコーナーへ。「私は正直なのがキャラ」と明かすボムにより、彼女の“素”が浮かび上がっていく。
その美しさは「事務所がそう育ててくれた」と明かす彼女。日本ではココイチのカレー、唐揚げ、お刺身、特に大トロを楽しみにしているが、カロリー高めの食事でも、自転車とストレッチで美ボディをキープする。さらに艶のある髪の毛はトリートメントを沢山使うのがコツと話し、資生堂のTSUBAKIをリコメンドした。

美の伝道師として、美しさの秘密を包み隠さずファンに伝えた後は、アッパーチューンを畳みかける。「大好き」という「DON’T CRY」で沸かせた後に、「ネガチェイルチャラガ」とシャウトすると、フロアからは悲鳴にも似た歓声が沸き起こり、館内は「ネガチェイルチャラガ」のコール&レスポンス! もちろん、歌うのは2NE1の最大のヒットチューン「I AM THE BEST」で、オリジナルフォーメーションを意識したボムは、3人のバックダンサーを従えパフォーマンス! 他のメンバーのパートはレコーディングされたものをそのまま用い、ボムは自分のパートで生歌を入れ、この日、最大の盛り上がりに。ファンに向け「愛してるよ」と感謝した彼女は、手を振りながら舞台を後にした。

そしてアンコールでも再び2NE1の「LONELY」を歌い、「タガッチ」と叫びながらマイクをフロアに向けるとファンも「ロンリー、ロンリー」と大合唱。ここでも彼女は客席に降り、ファンとのスキンシップを図って、皆を喜ばせていた。

2NE1時代の代表曲に最新のソロ曲と、その歌声をたっぷり届けてくれたボム。司会者も驚くほどにフリーダムに進めていったファンミーティングは、ファンへの愛に溢れていた。