Fin.K.L、KARAからタッチされたトップアイドルのバトン 次世代アイドルの大本命はAPRILに決定!

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KARAの妹分として知られる5人組アイドル、APRILが日本で初の単独コンサート「DREAM LAND」を開催。10月15日に品川ステラボールで昼夜2公演(この日はヒョンジュを除く4人で)を行い、それはあの日感じた興奮に負けないくらい大きな感動に満ちたものだった。

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あの日とは2010年2月7日のこと。KARAが赤坂ブリッツで初のショーケース(昼夜2回)を行い、フロアはファンでパンパンに。生のパフォーマンスにファンは大きな感動を覚え、夜の部では女性ファン(コスプレするカバーダンサー)が急遽ステージに招かれてサプライズ・パフォーマンス! この日から、カバーダンスを含むK-POPブームが始まり、K-POPファンには深く記憶される日となった。

K-POPブームをほぼゼロに近いレベルから作り上げた……そんな功績を持つKARAだが、2014年上半期にはメンバー二人が脱退。補充メンバーを選ぶ“KARAプロジェクト”も行われたが、今年に入りチームは事実上の解散を迎えた。

昨年デビューのAPRILは当初6人組としてスタートし、うち二人はKARAプロジェクトのメンバー(Baby KARA)だった(現在はチェウォンだけが元Baby KARA)。こうした経緯を見ても、APRILはKARAの輝かしい歴史を継承するに相応しいチームと呼べ、“KARAの妹”というキャッチフレーズもダテじゃない。
それだけにあらず。「DREAM LAND」ソウル公演ではKARAの先輩にして元祖・韓国ガールズアイドルグループになるFin.K.Lの曲も披露し、ソウル・東京共にナウンはソロコーナーでイ・ヒョリ(Fin.K.Lのリーダー)の「U Go Girl」をパフォーマンス。

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これにより、APRILは「“Fin.K.L→KARA”という流れを汲みながらコリアン・アイドルのど真ん中を行く」というイメージを決定づけ、この日はKARAのブリッツ公演同様、今後何年も語り継がれるだろうライブになった。

コンサートはAPRILのオリジナル曲からスタート。純白の衣装は清純な可愛らしさをイメージさせ、オープニングにはデビュー曲の「Dream Candy」をチョイス。

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キュートなヒップダンスから始まり、最後は敬礼ポーズで締める「Thriller」では二股をかける彼氏への決別を歌い、ちょっとモードチェンジ。「When I Open My Eyes」では可愛らしさ満点のパフォーマンスの中に末っ子、ジンソルが豊かな声量を光らせる。

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自己紹介ではそれぞれが「ハニーボイス」(チェウォン)、「反転(する)魅力」(ナウン)、「子リス」(イェナ)、「明るい末っ子」(ジンソル)と挨拶。「私たち4人共、本当に緊張していますが最後までがんばります」(ナウン)、「私たちは興奮と感動と緊張で頭の中が真っ白になってます!」(ジンソル)とコメントも初々しい。

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そして再びオリジナル曲を続け、「Knock Knock」では両手を可愛らしく顎の下で合わせ、キュートさが全開に。ソロコーナーではイェナがTinashe の「2 On」に合わせてダンスを披露。セクシーさも醸し、APRILとは違うイメージを露わにした。

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そしてMCでも率先し、メインボーカルとしても様々な表情を見せるチェウォンはAlicia Keysの「If I Ain’t Got You」をソウルフルに、ナウンは前述したように大先輩の「U Go Girl」を元気いっぱいにカバー。

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14歳とは信じられないスーパーボイスのジンソルは真っ赤な衣装で松浦亜弥の「桃色片想い」を溌剌と歌い上げ(ギターのアテブリ付き!)、最後はサランヘポーズで「愛してます」とラブメッセージ!

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彼女はその後も1人でステージに立ち「私は本当に楽しかったですよ。私、ファイティン!」とMCでもスーパー末っ子ぶりを見せつけた。

壊れたギターを見つめるジンソル

壊れたギターを見つめるジンソル

プレゼントタイムではチェウォンが花柄のイヤホンを、イェナがミニ扇風機を、ジンソルが心を癒すためのキャンドルを、そしてナウンが紫外線除けのオレンジの帽子を用意。さらにはイニシャル入りの手作りブレスレットもプレゼント! 心のこもり具合が伝わってくる。

プレゼントコーナーの後は元Baby KARAのチェギョンが合流し、まずはチェウォンと共にボッサ調の「時計」をラブリーにデュエット。

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チェギョンが「記念すべき日にステージに一緒に立つことができて本当に嬉しいです」と挨拶した後は、セーラー服ファッションでコーディネートしたAPRIL & チェギョンの5人が所属事務所の先輩の歌を披露。KARAの「Pretty Girl」「Girl’s Power」、Rainbowの「A」とファンの誰もが知るキメ曲を続けざまに歌っていく。

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「A」にはおへそのチラ見せが欠かせないが、清純派のAPRILはもちろん“おへそダンス”を封印。チェウォンはラップを、ジンソルはフェイクをキメ、先輩の歌を自分たちのものにしていた。

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そして最後はKARAの「Jumping」でフロアの興奮もマックスに。

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会場に詰め掛けたファンの多くはKARAファン、RAINBOWファンを通過していることもあり、このコーナーが最もヒートアップし、司会者も「色んなことを思い出して、横(舞台袖)で泣いてたよ! 良かったわ~。先輩の曲だけど、APRILなりの魅力も出てましたよね~」と興奮を隠さなかった。

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ファンと共にKARAとの思い出を噛みしめて未来を目指す─ APRILのそうした気持ちが感じられたこのコーナーこそ、この日のキモ。ファンの圧倒的な支持のもと“KARAからAPRILへ”というバトンタッチが行われたのだった。舞台では、そしてAPRILでは、しっかりとした実力を見せる4人だが、メンバーは皆若く、特にジンソルは14歳。個々に戻れば、10代らしい素直な可愛らしさが光る。

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マジックが得意というチェウォンは鶏が飛び出す謎の奇術で会場を沸かせ、ナウンは北川景子の「家売るオンナ」物真似でファンをホットに。

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イェナは「ダイスキダモン」と愛嬌をフルオープンにし、ジンソルはダンスを交えた「マル・マル・モリ・モリ!」で和ませる。また、“可愛い姿”のおねだりには、「ダイスキ」(チェウォン)、振り向きざまのキス(ナウン)、猫耳(イェナ)、指ハート(ジンソル)というキュートさの豪華饗宴で尚も盛り上がり!

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こんなに笑顔が似あうチームは他にない! その後はカラフルファッションにチェンジし、オリジナル曲でラストまで駆け抜けていく。

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そして名残を惜しむメンバーからこんなメッセージが。
「このまま朝まで歌いたいで~す。デビューしてから1年が経ちましたね。初めて舞台に立ったのが昨日のことのようです。皆さんのおかげで日本の単独コンサートをすることができました。(涙を見せながら)ありがとうございま~す」(ナウン)

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「今日皆さんと会うために、本当に一生懸命練習したので、来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。大好きです~」(イェナ)

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「1年前に皆さんと初めて会ったとき、自己紹介の練習をしたのが昨日のことのようです。こうやってコンサートで会えるのが夢みたいです。皆さんと一緒に作った思い出は一生忘れません。これからもずっと特別な思い出を一緒に作りましょう」(ジンソル)

「これからももっともっと成長した姿をお見せするよう頑張りますので、ずっと見守ってください。約束してください~」(チェウォン)

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その後、本編ラストの「Fine Thank you」ではファンへの永遠の愛を誓い、イェナの目にも涙が。ジンソルが彼女のそばに寄り添って彼女を優しくサポートし、メンバーの厚き友情も見てとれた。

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アンコールでもKARAの「S.O.S」を歌ったAPRILだが、ラストはもちろんオリジナル曲。終わってみれば、“KARAの妹分”なんて肩書きが不要なくらいに4人の存在感がくっきり浮かび上がっていた。

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(文:きむ・たく)