INFINITE×MYNAME 夢の2マンライブはファンへの最高のお年玉!

1月26日(火)、人気チーム、INFINITEとMYNAMEの二組が「2016 K-POP STAR PREMIUM LIVE」(パシフィコ横浜 国立大ホール)と題して2マンライブを開催。単独でも同会場をフルハウスにする2組が会するという実に贅沢なイベントになった。

MYNAMEの日本語トークは最早ベテラン芸人の域に

先攻はMYNAME。日本での活動に大きな比重を置くだけに、彼らのトークに澱みはなく、他のアイドルとの合同イベントではその喋りスキルが一層際立つ。

例えば、インスが「すごく尊敬しているINFINITE先輩とコラボ出来て本当にうれしいです。僕はソンジョン君とウヒョン君と仲がいいし」と話せば、セヨン「羨ましい。僕も仲良しになりたい」と返し、先輩を立てるところは“流石”の二文字。最後はセヨンが「どちらのファンも一緒になってヨコハマを熱くしましょう」と締めるところもナカナカだ。

ライブは約1時間で11曲とたっぷりに演じる中、5人は客席でのパフォーマンスで見せ場を作った。
「皆さんの近くに行きたい。みんなの隣で曲を聞かせたい」(インス)との思いから客席に降りた5人は「お尻(のタッチ)はNG」(インス)、「お尻は大事ですから」(セヨン)とファンを笑わせながら、客席中央で「Repay」を熱唱。熱いバラードでファンをうっとりさせると同時に、セヨンはカメラ越しに指ハートをプレゼントする余裕も見せる。歌い終えたインスは「INFINITE先輩のファンも(このパフォーマンスの成功に向けて)助けてくれて、ありがとうございます」と、礼儀正しさを貫いていた。

終盤には、セヨンが「誰のタオルでも関係ないから、みんなでタオルを上げていきましょう」と呼びかけて会場をひとつに。「Stop the time」ではイントロ長めなエクステッド・バージョンでスペシャル感を演出していた。

密着サービスでファンをヒートアップさせたINFINITE

後攻はダンスのシンクロ率が99%と評判のINFINITE。昨年末に日本盤2ndアルバム『For You』をリリースしたばかりとあって、そこに収録された日本語曲が中心になるかと思いきや、さにあらず。ワールドツアー中での来日ということも影響してか、韓国語曲がメインのステージになった。

オープニングの「Back」は落ち着きのある出だしからスピーディーに転調し、それと共に客席もヒートアップ。新作に偏ることなく、代表曲を交えてフロアを引っ張っていく。

また、INFINITEの2016年来日ステージは今回が初。リーダーのソンギュは「遅くなりましたが、明けましておめでとう」と挨拶し、他のメンバーも口ぐちに「会いたかった」と声を揃えた。

彼らがこの日のために用意したスペシャルは、ファンと触れ合っての質問コーナー。メンバーが客席に降りての、密着度高めの時間は黄色い悲鳴が鳴りやまなかった。
「日本ツアーの予定」を尋ねたエルのファンには、本人が「もう少しお待ちください」と答えて、ファンに駆け寄りハグをする大サービス。「いつまで金髪のままでいますか?」というウヒョン・ファンには、ウヒョンが「ワールドツアーが終わるまで」とアンサー。質問後、握手を求めるファンに対し、一瞬スルーするそぶりを見せ、その後ロング・ハグでツンデレぶりを発揮した。

質問コーナーが限られた一部のファンのみになったため、ドンウが「すべての皆さんに満足してもらえたかどうか?(が気になる)」とファン全体に気配り。そして皆を喜ばせようという思いから、代表曲にしてテッパン曲の「Be Mine」を披露し、その後もヒット曲を畳みかけ、最後はドンウが「次回はたくさんの人を抱きしめます」と次に繋げた。

エンディングではMYNAMEとINFINITEがステージに立ち、サインボールを客席にプレゼント。セヨンは「INFINITE先輩と一緒にやれて、めちゃめちゃ嬉しかった」と話し、それを受け、ソンギュも「僕も本当に嬉しかった」と互いの健闘を讃えあった。新年早々実現したビッグなコラボステージはファンにはたまらないお年玉になった。

(文:きむ・たく)