ティアラが似合うプリンセスグループ、T-ARAが12月10日(土)に「T-ARA PREMIUM FANMEETING～ちょっと早いけどX’masを一緒に楽しみましょ！！～」（会場：東京・新宿文化センター）と題し、早めのクリスマスパーティーを開催した。
実質的に今年３度目となるファンミーティング。今までとの違いは韓国でミニアルバム『REMEMBER』を発売し、新曲を携えたことだ。ここでは第一部をレポート！
ステージにはクリスマスツリーがセットされ、メンバーもクリスマスを意識してか、ファッションに濃い目のグリーンを取り入れる。まずは「Target」「バニスタ！」のノリノリ・ソングでフロアをホットに。
オープニングのMCではヒョミンが「皆がたくさん来てくれて幸せ」と嬉しさを隠さないが、近況を聞かれたソヨンは「フィリピン、韓国でミニコンサート。でも、去年よりは忙しくない」と本音トーク。さっぱりした性格が変わらないのもグッド！
待望の新曲「Tiamo」を披露する際も、ボラムが「本当にいい曲でメロディも良くて、冬にピッタリ」と煽り、ファンも立ち上がって盛り上がろうとするが、またもソヨンが「そんなに元気な曲じゃない」と制す。確かに彼女の言う通り、決してアゲアゲのパーティチューンではないが、ゆったりとしたラブソングの生歌はファンには感涙もの。袖のリボンがダンスに優雅さを醸し、ライブ曲ではこの日一番の見どころになった。
お楽しみのゲームコーナーはまず、ジェスチャーゲームでファンと一つになる。メンバー一人とファン二人が一組になり、６チームで競うこのゲーム。お題にメンバーがジェスチャーをし、ファンが答えるのだが、ファンの想像力以上に大事なのがメンバーの体を張った表現力。ヒョミンは“ぎっくり腰”で、ウンジョンは“マイケル・ジャクソン”で、キュリは“ステーキ”で、ナイス・ジェスチャー！
結果はオールクリアのボラム・チームが優勝し、最下位のキュリは苦いドリンクを飲む罰ゲームをゲットした。
続いたのはT-ARAのこと、どこまで知っていますか、コーナー。そこから浮かび上がったメンバーの素顔をピックアップすると……。
全員、お肉が大好きだけど、「日本で一番食べたいのはしゃぶしゃぶ」と思うのは誰もおらず。ソヨンは「しゃぶしゃぶより、焼き肉、まい泉（とんかつ）」と答えた。また、コラーゲン鍋が一番なヒョミンは将来、済州島に別荘を建てたいと思っているんだとか。優勝者はウンジョンのサングラスをゲットした。
そしてトークコーナーではメンバーが思い出のクリスマスを明かす。
ウンジョン：
メンバー全員でペンションに行ってお泊まりし、動物の着ぐるみを着て、サムギョプサルを食べて、盛り上がったこと。プライベートで皆で旅行したのもこれが初めてだったので、思い出もひとしお。一人で映画を見に行ったら、みんなカップルという悲しい思い出も。
ヒョミン：
６年前、ボラムと一緒に東大門にショッピングに行ったら、周りはカップルだらけ、という悲しい出来事がクリスマス唯一の思い出。
キュリ：
幼稚園の時、キリスト生誕の劇で、赤い豚の役をやったこと。
メンバーが楽しい思い出、悲しい思い出を振り返る中、ジヨンは「思い出がない」ときっぱり。そして「Santa Claus is coming to town」の韓国語版「泣かないで」と「Rudolph the Red-nosed Reindeer」の韓国語バージョンのスペシャル生披露でクリスマスムードをさらにアップさせ、最後は新曲「今日までは悲しむから」と「記憶～君がくれた道標（みちしるべ）～」でしっとりと。ウンジョンとキュリの誕生日をケーキでお祝いし、二人がイチゴをラブショットするなんてコーナーも挟み、アンコールではメンバーがトナカイになって「完全に狂った」を歌いラストスパート！ メンバーのクリスマスパーティーに行った気分になれるハッピーな時間だった。
いつもキュートな笑顔でファンを楽しませるメンバーたち。でも、やっぱりファンミだけじゃもの足りない。是非、2017年はライブで来てほしい！
(文：きむ・たく)
