10月にデビューと、まだ間もない活動にかかわらず日本でも着実に話題を広げている新人K-POPアーティストがいる。デビュー曲“CANDY BOY”でのローラースケートを履いたディスコスタイルが印象的な、5人組女性グループ TREN-D(トレンディ―)だ。
待望の日本初ライブとなる「韓ラブ歌謡祭2013」の前夜11月11日、ファンによるオフ会が開催されると聞き迷うことなく参加申し込みをした。
TREN-D メンバー
ルル(Ru-Ru) | 1993年生 | リーダー, ダンサー |
エリ(Elly) | 1991年生 | メインボーカル, ダンサー |
ナユル(Na-Yul) | 1993年生 | サブボーカル, ダンサー |
タミ(Ta-Mi) | 1993年生 | ラッパー, ダンサー |
ダンビ(Dam-B) | 1993年生 | 末っ子, サブボーカル, ダンサー |
TREN-D オフ会
オフ会予定時間少し前。会場となる新大久保の韓国料理店「新宿ポジャンマチャ」に到着すると、すでに店内モニターとBGMにはTREN-Dの曲が流れ、参加者たちがTREN-D話に花を咲かせていた。
おいしそうな韓国料理もそろい、いざ会もスタートかと期待の高まるころ、ガラガラと入口が開きキラキラ輝く5人の美女が入店してきたではないか。まさか……、そのまさかの本人たち登場だ!
あっけにとられる参加者を前に「Let’s go TREN-D~♪」とおなじみのあいさつをしたかと思えば、なんとそのまま中央に着席。いよいよみな現実を把握し店内の興奮も一気に高まる中、本人たちを囲むTREN-Dオフ会はスタートした。
ファンたちの自己紹介に熱心に耳を傾け、質問にも気さくに答えゆったりと交流を楽しむTREN-D。途中、女性ファンによるグループが“CANDY BOY”のカバーダンスを披露すると手拍子で盛り上げ、1人ひとりと熱いハグを交わした。
会はその後もメンバーたちの私物が当たるビンゴ大会など、ぜいたくすぎる企画が盛りだくさん。
その最中も、たどたどしいながら日本語を交えて積極的に会話を楽しむメンバーたち。ふと気になりナユルがときおり開いていた手帳を見せてもらうと、日本語の単語がびっしりと書かれていた。
ファンとの交流を楽しみにし、またそのために準備していた様子が伝わってきた。
いよいよ会も終盤を迎えたころ、再び店内BGMには“CANDY BOY”が。すると5人のメンバーがすくっと立ち上がり、なんと即興ステージを披露。最前1メートルの距離での生ダンスに店内の盛り上がりも最高潮に達した。
本人たちのサプライズ登場にはじまり、ぜいたくすぎる瞬間の連続。ファンもメンバーも最後まで互いに感謝の言葉を贈り合いながら、ゲリラファンミーティングとも言えるオフ会は終了した。
韓ラブ歌謡祭
一夜明けていよいよ韓ラブ歌謡祭当日、渋谷O-EASTの大舞台でまずは記者会見に登場したTREN-D。
AileeはじめZERO、CODE-Vに10cm、FATCATら先輩アーティストと並ぶと若干の緊張も見られたが、記者から「日本で行ってみたい所は?」と聞かれると「新宿の美容室が有名なので行ってみたいです」と話すルル。まるで観光客のようで飾らないコメントがむしろ、前日見た等身大の彼女らを思い出させ安心した。
いよいよ本番がスタートしTREN-Dはトップバッター。歌謡祭の名の通り、豪華なラインナップに期待が大きくふくらんだ大歓声が彼女たちを迎えた。
この日TREN-Dは“CANDY BOY”と“두근두근(ドキドキ)”の2曲を披露。けして曲数は多くないが、大きなステージをかわいく伸びやかに動きまわり堂々のパフォーマンス。
前日参加者ふくめたファンたちのコールはもちろん、初めて観たであろう女性客からも「かわいいー!」と声が飛んでいた。
その後もサブステージでの古家正亨氏とのトークでは、今後の目標を「日本での単独コンサート!」と語るなど、アーティストとして大胆な一面ものぞかせた。
ライブ終了後はハイタッチとサイン会。メンバーもファンも、かみしめるように最後の交流を楽しんでいた。
記者会見で「隣りの妹のような存在でありたい」と語っていたように、人なつっこく初々しいTREN-Dの魅力が詰まった2日間となった。