各地の味を吟味し展望を語る「マッコリフォーラム」 マッコリ協会が開催

「歴史上最もマッコリについて熱く語られ、歴史上最もまだ見ぬマッコリが並ぶ日」。
壮大な謳い文句とともに「2012.マッコリフォーラム」が11月17日(日)、新大久保のイベントホール K-STAGE-O!にて開催された。

このフォーラムは、韓国が標榜する「韓食の世界化」の中心軸となるマッコリについて、その最重要拠点である日本での展望を語るため、今年10月に発足したばかりのマッコリ協会が主催したもの。
特別の告知を行っていないにも関わらず、マッコリファンをはじめ、メーカーや飲食店、メディア関係者など100名以上が参加した。

この日パネリストとして登壇したのはマッコリ紀行家 鄭銀淑(チョン・ウンスク)氏、マッコリ美食研究家 朴理愛(パク・リエ)氏、マッコリ学校 校長 許時銘(ホ・シミョン)氏の3名。

マッコリ協会 金在浩(キム・ジェホ)会長が司会をつとめる中、マッコリの歴史や現状、醸造所の紹介やマッコリにまつわる大衆文化など、それぞれ専門家の立場から語られた。
2時間以上にもおよぶ熱いフォーラムは「今のような辛口の世相には、ほんのり甘いマッコリが似合う」(チョン氏)、「マッコリは飲むだけでなく入浴剤などいろいろ活用でき、簡単に作れる。マッコリをもっと広めていきたい」(パク氏)と締めくくられた。

また、この日のために韓国・日本各地の醸造所からマッコリが集結。
フルーティーな甘味にはじまり、毎週酸味を少しずつ増すことで「四季」のような味を楽しめるというヌリンマウルマッコリなど、約40種類のマッコリに参加者は舌鼓を打った。