DREAMCATHERがミステリアスなPVの背景を徹底解説 7人がフェイバリットに挙げるメタル・ミュージシャンとは?

今年デビューしたDREAMCATHERはK-POP界でも独自の立ち位置を保っている。メタル・サウンドをバックに激しく舞い、その運動量はハンパないほど。PVはホラータッチで、その難解さがファンを一層楽しませる。そもそも、ドリームキャッチャーとはネイティブ・アメリカンのお守りの一つ。悪夢を遠ざけ、良い夢だけをもたらすというもので、7人がリリースするCDのジャケットにもそのお守りが描かれている。でも、DREAMCATHERは悪夢を体現しているという。そんなミステリアスなチームのコンセプトを本人たちが解説する。

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―― 皆さんにはそれぞれ、ジユさん=「誰かに追われる夢」、シヨンさん=「狭いスペースに閉じ込められる夢」、ハンドンさん=「誰かに見られている夢」、ダミさん=「傷を負う夢」、ユヒョンさん=「見知らぬ場所をさまよう夢」、スアさん=「体が動かせなくなる夢」、ガヒョンさん=「高いところから落ちる夢」と担当悪夢がありますね。この“悪夢を担当する”というのはどういう意味でしょうか?

「ドリームキャッチャー」って、悪夢を追い出してくれそうなイメージがありますよね。でも、私たちはそれをいじって、私たち自身が悪夢になって皆さんにいたずらを仕掛けるというストーリーをベースにしています。自分自身が悪夢になることで、コンセプトに息を吹き込むことができるし、もう一つの自我を生きているような気がします。各々の個性が込められたさまざまな恐怖感をもって、見たり聞いたりする楽しさを伝えることが出来るし、私たちも他のグループにはできないユニークなコンセプトでストーリーを紡いでいくというプライドが持てます。

ジユ

ジユ

―― 皆さんが悪夢になるというわけですね。そして、PVには悪夢ハンターと言う男性も登場しますが、この人はどういう人でしょうか?

私たちは「悪夢ホテル」という名前のホテルに住む悪夢になるのですが、ある日、一人の男性がそこを訪れ、DREAMCATHERはいつものように彼の夢の中に入り込み、悪夢で苦しませます。ところが、その男性は普通のお客さんではなく、私たちを狩りにきたハンターだったんです。悪夢ハンターとDREAMCATHERの緊迫した追撃戦を描いたのがデビュー曲「Chase Me」です。こうした背景を知ってからPVを見ると、もっと楽しく見てもらえると思います。

―― 「Chase Me」には髪を持ち上げる振付がありますね。これは何を表現したものでしょうか?

DREAMCATHERを捕まえてごらん、という挑発を表現しています。「私を捕まえてみて」「私の髪の毛一本でも掴んでごらんなさい」と焦らす姿をダンスのポイントにしました。DREAMCATHERと悪夢ハンターの追撃戦がこの振付にも溶け込んでいるんです。

―― 「Fly high」のPVで描かれているように、全ての物語は、ある学校の寄宿舎からスタートしますね。

「Fly high」のPVはDREAMCATHERの少女時代の話で、寮生活をする学校が舞台です。家から遠いところに離れて暮らしていた少女たちが、蜘蛛との悪縁から悪夢になってしまうのです。『Prequel』の発売直前に、私たちの公式ツイッター、フェイスブックアでミステリーコードを公開しましたが、そこに悪夢になっていく少女たちの手紙もあるので是非もう一度探してみてください。

―― 最近、実際に見た“ハッピーな夢”はありますか?

スア:
私は津波が押し寄せる夢を見ました。夢から覚めてもとても怖かったんですが、夢解きをしてみたら、「今やっていることが上手くいく」という意味でした。それって、DREAMCATHERが上手くいくという意味だと思い、そう信じています。

スア

スア

ガヒョン:
私は夢をあまり見ない方ですが、この前、ある賞を受賞する夢を見ました。現実でもDREAMCATHERが年末の授賞式で賞をもらえたらいいですね!

ガヒョン

ガヒョン

―― PVがホラー映画のようです。皆さんはホラー映画がお好きですか?

シヨン:
私とユヒョンは好きです。私は今年公開された『コクソン』がとても良かったです。見終えたあと、伏線を見つけ出す楽しさがなかなかのものでした。まるで私たちのPVのようです (笑)

シヨン

シヨン

ユヒョン:
最近公開された『IT』という映画がとても面白かったです。面白さもあり、なんというか、鳥肌が立つというか。これから映画を見る方のために詳しい内容には触れませんが、皆さんも是非見てください!

ユヒョン

ユヒョン

―― 皆さんの中で怖い経験をした人はいますか?

ガヒョン:
私はホラー映画や幽霊がものすごく怖いですが、友達と一緒に遊園地のお化け屋敷に行ったことがあります。その時、怖すぎて座り込んでしまったんですが、友達は私を捨てて逃げていって、それが本当に怖い思い出です。

スア:
歩いていると神経質そうな大型犬とばったり鉢合わせたことがありました。私に向かって猛烈に走ってくるので、怖くて私も一生懸命走って逃げたんですが、あの時の心臓のドキドキは言い表せません。本当に怖かったです。

ハンドン:
練習に夢中で寮に戻るのが夜遅くなることが多いんですが、知らない人に後から追いかけられている気がする時があります。そんなときは鳥肌が立ちます。

ハンドン

ハンドン

シヨン:
子供の頃、体が弱くて、よく金縛りにあいました。お姉ちゃんの顔をした幽霊が私に危害を加えようとしたことがあって、それがとても怖かったです。

ダミ:
エレベータが上がる途中にいきなり止まった経験があります。閉じ込められて、息もできないほど怖かったです。今でもあの時のことを思い出すと冷や汗が出ます。

ダミ

ダミ

ユヒョン:
私は印象に残るほど怖かった思い出はありません。ただ、この前聞いたスアお姉ちゃんの夢の話が記憶に残っています。夢の中で、ジユお姉ちゃんがスアお姉ちゃんのベッドの前で無表情に座ってじっと見つめていたんだそうです。それを聞いた時、本当に怖かったです。

―― サウンドはメタル色が強いですが、皆さんはメタルがお好きですか? 好きなミュージシャンはいらっしゃいますか?

メンバー全員、BABYMETALが好きです。そしてMIYAVIさんの 韓国でのコンサートの時に出会ったCrossfaith! 彼らのステージはとても楽しかったし、素敵でした。また、シヨンお姉ちゃんはONE OK ROCKの大ファンです。

―― ステージでは、ずっと汗を拭かれていました。運動量がK-POPの女性グループではトップクラスだと思います。

ダンスが激いので、ステージに立つときや撮影の時は大変です。最初は「こんなに激しいダンスをしなくちゃならないんだ」というプレッシャーもありましたが、皆さんの前でパフォーマンスを披露していると、痺れるような快感を感じ、止められません。「私たちが苦労するとしても、もっと素敵なダンスを作って!」とスタッフの方にお願いしているほどです。誰にも簡単に真似できないステージを作り上げること、それが私たちのプライドです。激しいパフォーマンスのせいで心配してくださる方も多いと思いますが、体力には十分気を付けています。自分が見ても素敵なステージを作り上げるDREAMCATHER! 皆さんも早く私たちのファンになってください!

―― ありがとうございます!

(文:きむ・たく)

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