テーマは「共に生きる」
新大久保初のドラマ&映画祭が、3月21日(金)開幕した。
区民の約10%、3万4千人以上の外国人が暮らす新宿区にあって、とりわけ韓国や中国、タイにフィリピンなど外国人比率が約36%と高い「多文化共生の街」が新大久保。
多国籍化が進行する地域社会において、互いの文化を尊重した相互理解を目的に企画から実行委員会まで、全て新大久保コリアンタウンの韓国人コミュニティと日本人有志とが一体となり準備した。
開幕式は駐日韓国大使館 韓国文化院ハンマダンホールにて行われた。
ホン・ドンホ経済公使は「本日は昼と夜の長さが同じ春分の日。これから昼が長くなり暖かい春を迎えるように、韓日関係も現在の困難な時期を賢く乗り越え、より成熟した関係となることを願っています」とイ・ビョンギ駐日韓国大使のメッセージを代読。
また中山弘子区長は「大久保地域は、アジアを中心にいろいろな国の料理や文化を楽しめるにぎやかな街です。外国人が多く暮らすことを新宿区は積極的な特徴ととらえており、今回のドラマ&映画祭の『共に生きる』は想いを同じにしていると思います。草の根からこうしてつながることが、お互いの発展につながります」とイベントへの期待を語った。
開幕式では、広報大使キム・シフもあいさつしたほか、公式応援サポーターのBIGSTARとGI、またMIKがかけつけK-POPステージを披露した。
新大久保ドラマ&映画祭 2014は、地下鉄東新宿駅からJR新大久保駅周辺にて、3月21日(金)から30(日)まで10日間開催。
映画17作品にドラマ5作品を、1作1円以上の寄付(ドラマは無料)にて鑑賞できる。
また関連イベントとして、「在日韓国人社会と新大久保を考える」「多文化共生の町、新大久保の未来構想」と題したシンポジウムなども開催予定だ。