韓国の男性5人組、大国男児が2015年11月1日に日本公式ファンクラブをオープン。それを記念し、12月26日、27日にファンミーティング&ライブを開催した。
2011年4月に「Love Power」で日本デビューを果たし、以来、継続的に日本で活動する彼ら。4年を超える活動歴を誇るだけに、ファンミではペラペラな日本語を駆使するトークが超楽しい!
27日に日本教育会館一ツ橋ホールで開催したファンミも楽しさ満点で、特にファンの妄想を実現させるシチュエーション・コメディには抱腹絶倒。大国男児の高いギャグ・センスと抜群のトーク力、そして何より、ファンへの愛が一つになっていた。
この日のテーマは“Before あけおめ”。会場には羽子板や鏡餅が飾られ、新年っぽい雰囲気だ。「帰省のときは交通が渋滞し、長時間、車が進まないので、いろいろ考えることができる。でも、トイレも困るけど(笑)」(カラム)なんてトークを交えつつ、日本のお正月を体験してもらうべく、書き初めにトライ。2016年の抱負を書いてもらうと……。
インジュンが書いたのは漢数字の「十」。「オリコン・トップ10に入りたいという願いを込めました」。「2016年は今まで出来なかったことにチャレンジしたい」と語ったカラムは「苦手なレモンが食べれるように」との思いから「檸檬」を。ヒョンミンは「挑戦の年にしたい」との理由から「挑戦」。ミカは「美しく生きたい」との思いから「美」。そしてジェイが書いたのはどこかの居酒屋チックに「笑笑」の二文字。「笑うとエネルギーが出るし、自信が出来て楽しくなる」とその理由を明かしてくれた。
そして後半ではいよいよ、ラブシチュエーションゲームに突入。「貴女の初夢叶えます。ファンの妄想を実現させよう」というコンセプトのもと、予め、ファンの願いを募集し、それをメンバー全員でコント調に実現していった。
「大掃除」と題したコントはファンとメンバーが大掃除をするという設定。そこでファンが電球を掃除しようとするがわずかに届かず。「あらっ、届かない」とつぶやいた瞬間、「高いところは、僕がやるから」と言われて胸キュンに!
「動物園デート」というテーマではファンとカラムが即興で動物園デート。他のメンバーは動物に扮し(ヒョンミン:猿。ミカ:蛇。インジュン:カンガルー。ジェイ:ワニ)、彼らの動きも最高に面白かった。
三つめはちょっと長めでストーリー性あり。ファンとメンバー5人が家でゆっくりおせちを食べている最中、突然、彼にこっそり呼び出され、初詣に行くという設定だ。そしてお参りをしているときに「お前と付き合いたい」と告白される。でも、出だしからファンのイメージとはちょっとズレ、メンバーが全員そろえば、ゆっくり飲むというより、“一気、一気”のハイテンションパーティー!ただ、こっそり呼び出される秘密の雰囲気はムフフなムードで、“そんなこと、あったらいいなぁ~”という妄想度高めのストーリーにファンの興奮はヒートアップしていった。
続いた「海に初日の出を見に行って、日が昇ると同時に、彼は私を抱きしめ、甘い言葉をささやく(それ以上の展開があってもOK)」というテーマでは5人がそれを演じて大判振る舞い。それぞれ、「情熱的な恋をしようよ。好きだよ」(ヒョンミン)、「(日の出は)赤ちゃんが生まれる瞬間みたいだね。俺の赤ちゃん、産んでくれる?」(カラム)、「俺、ずっと思ってたけど、一生、君の隣にいたいよ」(インジュン)、「今年引っ越すけど、一緒に住む?」(ミカ)とファンにはたまらない台詞がポンポン飛び出した!
ライブも挟み、こうして高いアドリブ力に裏打ちされたファンミは、「メッチャ楽しかった。ファンから感動をもらいました」(ミカ)、「2015年の最後をみんなと過ごせて楽しかった」(インジュン)と、ファンだけでなくメンバー自身も楽しんでいた。
今後は、ボーリング大会やドッジボール大会、全員水着でのビーチパーティーもやってみたいと語った大国男児。2016年も彼らオリジナルの企画性の高いファンミーティングが期待できそうだ。
(文:きむ・たく)