7人組ガールズグループ“7学年1班”、略して“ナナガク”が11月17日から23日にかけ二度目の来日!愛くるしさいっぱいのパフォーマンスでファンに元気を注入した。
今回の来日は11月4日に韓国で発売したばかりのEP『BELIEVE』を引っ提げてのもの。既発表曲をコンパイルしたこの作品は約2年に及ぶ活動の集大成で、23日の最終公演(会場:新宿SHOWBOX)でも、「さよならファイティン」「白い風」といったEP収録曲をオンパレード。
ポンポンやホイッスルを使ったナナガクらしさいっぱいのパフォーマンスでファンを沸かせ、さらには初披露の曲でスペシャル感を演出した。
初お披露目のその一はドラマ「スゥエーディッシュ・ランドリー」の挿入歌「Hey You」。ソジョン、ピンナ、ユファ、セヒが素敵な歌声で会場をハッピーにする。
そしてライブ中に設けたフォト・タイムも、普通、セクシー、可愛い、変顔と4パターンをキメ、大判振る舞い。他のアイドルには真似できない旺盛なサービス精神がナナガク人気の秘密だ。
また、ダンス・パフォーマンスでは、イラン、ソジョン、ピンナ、ウンシルの特別編成でナナガクの新たな姿を露わに。いつもはキュート&チアフルがトレードマークだが、ここではガーリー&セクシーに踊り、新たな一面を見せた。
そして極めつけのスペシャルは代表曲「オッパ・ウイルス」の日本語バージョン! アカペラでの披露はファイナル公演に相応しいビッグ・プレゼントとなり、女性ファンには“オッパ(お兄さん)”ならぬ“オンニ(お姉さん)”バージョンをプレゼントし、同性ファンをも虜にする。
終盤、メンバーは直筆の手紙を読み上げ、ファンへの感謝の気持ちをこう伝えていた。
「また会える時まで、もっと頑張ります。7学年1班をずっと応援してください」(セヒ)
「私たちは皆さんの応援団ですよね。私たちが皆の幸せになります。皆さんの幸せと健康をお祈りします」(ミンジュ)
「私も皆さんを心から応援します」(イラン)
「皆さんに会って、これからもっともっと頑張りたいと感じました」(ソジョン)
「健康にお気をつけて~~」(ピンナ)
「一人一人をいつも思っていますから、心配しないでください。また会える日までこれからも頑張ります」(ユファ)
「一人一人絶対忘れません。ウンシルは皆さんがメッチャ大好きヨ!」(ウンシル)
メンバーの思いを熱狂的な歓声を上げて受け取ったファンは、彼女らの一所懸命な思いに応えて「いつでも応援するね。ファイティン」とのメッセージ・カードを一斉にアップ!
メンバーは感極まり、涙が止まらない。ステージに立つ者とファンとが互いに応援をキャッチボールし合う感動のフィナーレは、ナナガクならではだった。
では、最終日の彼女らの声をお届け!
── まずは一番新しいキャッチフレーズで自己紹介をお願いします。
ピンナ:
7学年1班のキラキラ光る、皆の可愛いマスコット、ピンナです。
ユファ:
花よりユファ。でも、団子よりチョコレート。皆の人気者でいたい、乙女チックな17歳、ユファです。
ウンシル:
7学年1班のいたずら大好きな末っ子、美化委員長のウンシルです。
ミンジュ:
7学年1班の恥ずかしがり屋、副委員長のミンジュです。
── 皆さんは今回の来日で、ファンクラブ会員に元気が出るツボを押してくれました。他に知っているツボはありますか?
セヒ:
中指の先を押すと、疲労回復にいいんですよ!
ウンシル:
セヒさんと同じで、指の先を押すと疲れがとれます。
イラン:
首の後ろのところもお勧めです。いつも自分でマッサージしています。
ミンジュ:
私は耳の下のところです。顔が張ったときや朝起きた時に押すとスッキリします。
ユファ:
私は目の上のツボを押して、目の疲れをとっています。
ピンナ:
親指と人差し指の間の付け根です。ここを押すと消化にいいんですよ!
ソジョン:
頭が痛くなったら、小指球の外側を使って、もう一方の手をトントンするといいですよ(みんなで一緒にトントンしてくれました!)。
── 11月には初のミニ・アルバムをリリースしました。これまでのシングルでの活動と気持ち的に違いますか?
セヒ:
初のオリジナルのミニ・アルバムですからやっぱり違いますよね。タイトル曲「BELIEVE」は今までとは歌詞も音楽的にも違うので、楽しみながら活動しています。手話も取り入れましたしね。
── ビジュアル・イメージは90年代チックですね?
セヒ:
はい。写真によっては違うんですが、自分たちの個性が表れるようにしました。私はスカートが二重になっていて、靴下が見えるのもポイントです。
ピンナ:
私は英国風の少年風ファッションですが、リボンとブラウスで少女っぽさを表現しました。
ソジョン:
私のポイントは悪戯大好きな少年っぽいファッションとクルクルな前髪。このヘアスタイルを作るのには時間がかかって、寝る時もカーラーを巻いています。
ユファ:
私はスカートと女性らしいヘアスタイル。女の子らしさが溢れているでしょ。
ウンシル:
いままではスニーカーでしたが、今回は高いヒールの靴に挑戦しました。末っ子らしい若々しさが出るように、可愛らしく履いています! でも、この靴は写真撮影の時だけ。危ないので舞台に立てないんです。
イラン:
私は曲のパフォーマンスの最初でバレエをするので、女性らしくスカートを履いて、金髪にティアラをつけました。活動中はいつもティアラをつけていました。
ミンジュ:
今日はボンジュールなベレー帽ですが、私のファッションは90年代のイギリス風。今もちょっとレトロっぽい感じですよね。
── “私は信じることでこんなことを乗り越えた”というエピソードをご紹介ください。
セヒ:
舞台で自分たちが楽しくなければ、見ている方にも楽しさが伝わりません。そのためにも舞台に立つ前に「7学年1班、ファイティン~~!」って全員で声を合わせます。それと、今回、急にダンスが変更になったんですね。短期間で皆で一生懸命に練習して完成させました。
イラン:
2か月ぶりの来日だったので、ファンの皆さんがまた来てくれるか心配でした。でも、「皆がきっと来てくれる」と信じていたら、ファンの方も増えました。やっぱり、信じることが大切なんです。
セヒ:
ライブ後にイベントをしますよね。そこで今までお会いしたことのない方の顔を見ると、ファンが増えているんだなって実感します。
── ファンの顔は全部覚えているんですね?
全員:
はい!
ミンジュ:
私はチームに入る前、今より太っていたんですね。でも、メンバーになるにはダイエットが必要だったので、1カ月、牛乳とサプリメントだけ飲んで痩せました。
ウンシル:
私もファンの方が自分たちを好きになってくれるかどうか心配でした。でも、日本ではみんなが私たちを応援してくれて。これも「みんな好きになってくれる」と信じたおかげだと思います。
── ところで「白い風」のパフォーマンス中、ソジョンさんが一瞬寝ますよね。あれはどういうストーリーなんですか?
ソジョン:
事務所の社長さんが考えた振り付けで、「ロミオとジュリエット」がモチーフです。私が愛に陥って、メンバーが手を離すと目覚めるというストーリーです。私がジュリエットで……。
セヒ:
私がロミオです。
── 二度目の来日も大成功でした。3度目の来日では何をやりたいですか?
セヒ:
ファンとの触れ合いが一番大事ですが、個人的にはディズニーランドに行ってみたり観光をしたいです。原宿の街頭でもプロモーションをしましたが、遊ぶ時間がなくて残念だったし。
ピンナ:
私はお好み焼きを食べてないので、次回はお好み焼きを絶対食べたいです!
ミンジュ:
例えば原宿で、街中でファンとデートをしながら触れ合って、その後、街頭でプロモーションをして、終わったらショッピングを楽しんでみたいです。
── 他に行ってみたいところはありますか?
ピンナ、ユファ:
やっぱりディズニーランド!
セヒ:
北海道も!
ソジョン:
私は大阪のユニバーサルスタジオに行ってみたい。
ユファ:
私は温泉に!
イラン:
私は大阪です!
── ユファさんとウンシルさんは姉妹なんですよね。お祖父さんは名曲「他郷暮らし」で韓国歌謡界に名を残した大歌手コ・ボクスさんです。
ユファ:
はい。でも、お祖父さんはとても遠い存在で、(生まれる前に亡くなり)お会いしたことがありません。私たちにとって歌の先生といえば、お母さんです。お母さんも歌手で、乗り越えたいとは思うんですが、まだその実力に近づけていません。お母さんも私たちを信じて応援してくれています。
── お母さんもナナガクの成功をBELIEVEしているんですね。ありがとうございました。
ライブではミンジュが「これは別れじゃなくて、次への約束になると思うから寂しくない」と語っていた。二回目を成功裏に終えた7人は早くも3度目の来日に向け、動き出したようだ。
(文:きむ・たく)