2011年にBOYFRIENDとしてデビュー後、日韓で華々しく活躍。その後、2019年に解散するも、昨年、名前も新たにBFとして再始動。そんな６人組ボーイズユニットが改名後、初来日を果たし、３月19日から4月10日にかけ、東京K stage O! にて「BF PREMIUM LIVE in TOKYO 2022」を行った。ここでは“残すところ、あと１週間”と、ラストスパートをかける4月3日（日曜日）公演の模様をレポート！
開演時刻の20時に登場したメンバーたち。オープニングでは、去ってしまった元カノへの愛を切なげに歌う曲でファンのハートをキュンとさせ、ラストは６人が右手拳をしっかりと胸に。続く曲では、魔女のように危険な女性への愛をテーマにしたヒップなダンス・ナンバーを演じ、フロアが熱気を帯びていく。
そんな２曲の後は自己紹介を挟んでのトークタイム。ノッケからのアツいパフォーマンスに汗が止まらないメンバーたち。ドンヒョンはブラックでキメたクァンミンに「今日のコンセプトは夜の王子様。ピアスもキラキラしてるし」と賞賛し、以前と変わらぬ軽快なトークでファンを和ませる。
そして話題は、翌月曜日の夕食について。ジャンケンで支払う人を決めることとなり、１回戦で負けたミヌとドンヒョンが最終決戦！ 最後は“勝った人が奢る”というルールで戦い、結果、末っ子ミヌが奢ることに！ 彼が観念したかのように「明日、美味しいのを食べに行きましょう」と締めると、会場からは温かな拍手が沸き起こった。
トークの後は昨年末にリリースした最新EPから２曲を披露。しっとり＆ロマンチックに“今”の姿をファンに届けていく。印象的だったのは他のメンバーのパートでもマイクを通すことなく声を合わせていたミヌ。ステージを楽しもうという彼の志がファンにも伝播し、会場が一体化。BFとファンが共に過ごす時間をエンジョイしていた。
そして話題は休日の過ごし方について。ヨンミンは「ジョンミンさんとジムに行きます」と答え、クァンミンとドンヒョンは洋服のショッピングとアンサー。
ミヌは仕事の打ち合わせを済ませた後、ドンヒョンとジムに行き、「太ももを鍛えたい」と話した。
2012年に日本でもデビューを果たし、２枚の正規アルバムをリリースした６人。後半は当時の活動曲からスタートだ。クァンミンが「僕たち皆がメッチャ、好きな曲」と明かす、ポップでポジティブな歌では、会場の雰囲気が一気に華やぎ、ファンも「月曜日から、また新たな１週間を元気に歩もう」という気分に！ そしてアニメ「名探偵コナン」のエンディング・テーマにも採用された歌がフロアを多幸感で包み込み、メンバーのフィンガースナップで会場をノリノリに。
サビでは６人のハンド＆フィンガー・サインにファンも手と指を揃え、ラストはミヌのピース・サインでハートフルにフィニッシュ。客席はBOYFRIENDが日本で活動していた“あの頃”へ想いを馳せ、懐かしさで胸が一杯になった。
その後、メンバーはこの日の想いをこう述べた。
ミヌ「昔の曲を歌ってイイ気分です。皆さんもペンライトを振りながら、僕達を見て、一緒に躍ったり、口パクで歌ったりしてくれ、すごく幸せな気分です。毎日来てくれる方もいらっしゃるし、それって簡単なことじゃないですよね。いつもお世話になってます。みなさんのおかげで、幸せにステージに立てます。いつもありがとうございます」
ジョンミン「今日は本当に来て下さって、ありがとうございます。１週間残っていますけど、頑張って、やっていくつもりだから、応援宜しくお願いします」
クァンミン「天気が悪い中、こんなに沢山来てくれてありがとうございます。いつも、皆のおかげで幸せになっています。ありがとうございます」
ドンヒョン「皆に会えて、本当に幸せな時間になりました。今日も歌う事が出来て、めっちゃ、幸せだったよ。残った１週間も幸せになりたいよ！」
ヨンミン「今日も本当に幸せな思い出になりました。これからも、皆さんのためにダンスするし、皆さんのために笑います！」
ヒョンソン「皆さんのおかげで、今日も本当に幸せな時間でした！」
最後のパートは日本でのラスト・シングルからロマンチックなR&Bチューンをチョイス。その後は歌でファンに感謝と愛を捧げ、ドンヒョンとミヌはそれぞれの小指を絡めてファンへの約束を固く誓っていた。
彼らにとっては初ともいえる長期公演で、6人は揺らぐことないファンへの愛を表現。ファンもまた、声を発することはできずとも、精一杯の応援を贈り、双方の愛が美しく交差する１時間だった。
(文：きむ・たく)
