ニコルが３年ぶりの単独公演を開催！新曲と写真集を携え、その勢いは加速するばかり！

元KARAのニコルが約3年ぶりとなるコンサート「ニコル CONCERT 2019〜Summer Wave〜」を開催。6月7日、10日、大阪、東京の二都市で計４公演を行った。では10日、東京公演２部の模様をレポート！

オープニング・ビデオの舞台はリゾート・ホテルのオーシャン・フロントなお部屋。ニコルがカーテンを開けると、窓の向こうには真っ青の海が広がり、これはライブのエンディングに告知されるサプライズのヒントにもなっていた。

幕開けには恋の始まりがテーマの「DON’T STOP」を歌い、彼女は早くも投げキッスを連発。開始早々からファンとの距離をググッと縮め、続く「Precious Time」のイントロではファンに向け「Hello~」と手を振って挨拶。歌に入れば、ファンにハイタッチと指ハートをプレゼントし、ニコルにとって“ファンとの絆＝かけがえのないもの”だと分かる。

こうして２曲でファンへのラブを表現した後は、大歓声に迎えられながら挨拶し、力コブを作って「イェ～イ」と元気一杯！　曲に合わせてペンライトの色を変えてほしい、とお願いし、ニコル流の素敵な演出を組み入れていく。

ファンをワクワク気分にさせる「wonderful baby」ではフロアがオレンジ色に染まり、ラストはお洒落に投げキッス。センチメンタルな「recall」でも、ラップ・パートで手をフリフリさせ、会場はアットホームな空気に包まれた。

その後、コンサート初日に発売した「ニコルFirst写真集 hana.」のPRを挟み、この日のスペシャルチューン「First Love」（原曲：宇多田ヒカル）へ。
「昔から好きな曲だし、３年ぶりのコンサートなので、『挑戦してみたら、どうかな？』って。昔の思い出がある曲で、ファンの皆さんも自分の思い出が絶対あるだろうし、すごく愛されている名曲なので、『ちゃんと歌わなきゃ！』って。今回のコンサートで、一番プレッシャーになっている曲だけど、皆さんのためにがんばります！」
そう話す彼女をファンの白いペンライトがしっかりと支えた。

６月８日に発売した新曲「Promise」のPV上映を挟んだ中盤は、スポーティーなファッションにチェンジし、ダンサブルに魅了する番。「Body Party」（Ciara）、「BOOM」（Tiësto & Sevenn）に合わせてダンスパフォーマンスを演じた後は、オリジナルのダンスチューンでフロアを沸かす。

「FANTASY」「LUNAR」では持ち前のダンスセンスをしっかりと見せつけ、その後の「MAMA」では官能性溢れるステージを披露。男性バックダンサーと「あわや、キス寸前！」なんて場面もあり、ラストもまた、男性ダンサーがピアノのアテブリ風にニコルのヒップをタッチング。彼女は悩まし気にファンをノックアウトした。

終盤は待望の新曲「Promise」からスタート。ピンク・オーシャンが広がる客席に向け、じっくりと歌い終えた後、彼女は終始にこやかに、こう話した。
「『Promise』は、“結婚式”を連想させる曲になりましたけど、これから誰かに告白する時に使ってほしいな（笑）。皆さんに、いい相手ができたら、この曲使ってください！　今回の新曲は、ダンス曲じゃなく、バラードを選びました。皆さんにこの３年間、私がどう成長してきたかを、すごく認めてもらいたかったというか、誉められたかったというか、驚かせたかったんです」

その後、ペンライトはピンクから白へ。「これからもずっと歌います」というほどにフェイバリットなバラード「Memories」では、屈んだニコルがファンと目線を合わせてガッチリ手を重ねると、モニター画面に映るカップルも手を恋人繋ぎ。終盤はファンとの連続ハイタッチで盛り上げ、ここからアップテンポな曲の３連発で、クライマックスへと導く。

「Need A Love」ではギターのアテブリを鮮やかにキメ、フィナーレの「HAPPY」では彼女が「緑、黄色、赤、Go!」と声をかけ、場内がラスタカラーに。そしてファンの「HAPPY」コールでヒートアップし、彼女はそんな熱きファンにサランへポーズからの投げキッス。ラストは「大好きだよ」とのメッセージで締め、舞台を後にした。

そして客席の「チョン・ニコル」コールに迎えられ、再びステージへ。ニコルはスクリーンに「今日来てくれてありがとうございます」というメッセージを映し出し、ファンは「ニコル♡あいしてる」というスローガンでアンサー。彼女はそれに「私も愛してるよ。大好きだよ」とレスポンスし、場内には揺るがぬラブが行き来する。そして「ニコル FAN TOUR 2019 in HAWAII」のサプライズ発表でファンを沸かせ、今後を楽しみにさせたのだった。

ライブ中、ニコルはファンにこう語った。
「3年ぶりだから、『どうすれば皆さんが喜んでくれるんだろう？』と、セットリストやグッズのデザインまで全体的にいっぱい考えました。ただ、あまり活動してこなかったので、体力的にも実力的にもすごく心配でした。ダンスパフォーマンスの練習でも、プレッシャーが高すぎて、泣いちゃいました。でも今は皆さんがすごく笑ってくれて嬉しいし、今回のコンサートが“始まり”の意味として、皆さんのいい思い出になってほしい。今後も皆さんが楽しめるようにいっぱい準備しますね。これからも、どんどん、新しい曲を作ります。皆さんに、いつも良いものを見せたいので、ちょっと時間がかかるもしれないけど、ちょっと待って下さい。皆さんが『ニコルのファンです！』と自慢できるように頑張るので、これからもよろしくお願いします！」