ファンの頬を赤く染めた赤頬思春期 甘酸っぱい音楽で東京ドームを目指す!

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韓国で人気の女性デュオ、赤頬思春期が2月28日、日本で初のライブ「赤頬思春期 1st Live Showcase 宇宙をあげる~」(会場:ZEPP TOKYO。昼夜2公演)を開催した。では、昼公演をレポート!(注:写真は夜公演のものも含む)

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メインボーカルで思春期担当のジヨンと、ギター、コーラス、ラップ、そして赤頬を担当するジユンからなる赤頬思春期。ライブは微妙な乙女ごころを歌う「喧嘩した日」からスタートし、ファンのハートは老いも若きも思春期にプレイバック。開始早々から会場が赤頬色に染まる。

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最初のトークではジヨンが「遂に私たちが日本に参りました~。待ってくれた皆さん、ありがとうございま~す。今日は皆さんとご一緒できるよう、たくさん準備したので、一緒に楽しんで下さい。たくさんの応援をお願いしま~す!」と可愛らしさいっぱいに挨拶。

メインヴォーカルで作詞作曲も担当するアン・ジヨン

メインヴォーカルで作詞作曲も担当するアン・ジヨン

ライブは初ながら、旅行での来日経験はあり、特にジユンは日本のアニメ、映画、ドラマが大好き。アニメ「夏目友人帳」のニャンコ先生がお気に入りだ。そのため、トークには時折、日本語が顔を出し、知っている日本語を聞かれると、二人は「愛してる」(ジヨン)、「会いたかった」(ジユン)と答えた。

高校1年の時から共に音楽をやってきただけあって、二人の息はぴったりで、共に、お寿司、ビール、夏、そしてセクシーな男性が大好き。違いはといえば、ジヨン=犬派、ジユン=猫派という程度で、ジヨンは「柴犬が好き」とほほ笑む。

ユニークなユニット名だが、ジヨンは「沢山の人を前にすると緊張して頬が赤くなる」とはにかみ、ジユンは「そんなジヨンが可愛い」とコメント。初対面の印象を聞かれると、ジヨンは「ジユンは変わっている子だなって。制服の上に、背中に大きな目がデザインされた真っ青のジャンパーを羽織って、大きな眼鏡をかけてたんですよ」と話し、ジユンは「ジヨンはまっ黒なロングヘアで、一見、真面目で優等生な雰囲気。でも、実際は全然違った」と笑った。

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「情熱的な思春期を過ごした」(ジユン)、「やりたいことを全部やりたいという一生懸命な気持ちで思春期を送った」(ジヨン)と振り返る二人の音楽は、ファンに思春期の記憶を蘇らせるもの。ジユンは自分たちの音楽を「青春の味」と表現し、ジヨンは「青春の甘酸っぱい気持ちを曲にしてお届けしたい」と話した。

二曲目の「好きって言って」も彼女らの“らしさ”が広がる、あったかで甘酸っぱい曲。ジヨンは「私達と一緒の時は、少年、少女のように楽しんで下さい」と話し、ファンも二人の歌を聴きながら、気持ちは青春時代に。恋に患う私を治して、と歌う「直してくれ」ではジユンが「愛が芽生える季節の春にぴったりの曲。

ギター、ベース、サブボーカル、ラップと多才なウ・ジユン

ギター、ベース、サブボーカル、ラップと多才なウ・ジユン

皆さんも小さなハートを作りながら楽しんでくれると嬉しいです」と話し、ジヨンはハートマークを作りながら「Let me love」と歌う。さらに終盤はカラフルな風船がバックに舞い、それが二人の歌をよりハートフルに演出していた。

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G-DRAGONの「無題」カバーや、「MEAN」を挟んだ後は、会場が一つになって楽しむ番。二人は「これから、私達と一緒に踊ってください」と呼びかけ、まずジヨンとバンドのギターリストが一緒にダンスをレクチャーし、その後、ジヨンがファンをステージに上げて、一緒にダンスレッスン。「一緒に綺麗なハートを作りましょう、一緒に拍手しながら楽しんで下さい」という呼びかけから、いよいよ「YOU(=I)」の本番へと移り、ファンも一緒にラブリーにダンスを楽しんだ。

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こうしてお揃いのダンスで一つになったフロアに向け、二人は「ありがとうございます! 愛してる~。すごく美しかったです。皆さんの気持ちが伝わりました」と感謝。全員が一緒に盛り上がり、館内が十分に温まると、ジヨンは「ウォーミングが終わったので、皆さん、自由に動けますよね」と笑みを見せ、大ヒット曲の「SOME」へ。「韓国では、まだ付き合ってはないけど、いい雰囲気の時には“何か(サムシング)がある”“いい雰囲気になる”と言います。私も今から皆さんと“いい雰囲気になりたい”と思います」と話し、ギターリストがファンキーなリフで館内の雰囲気が一層ホットにする。

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そしてそのままドラマ「君主 – 仮面の主人」のOSTから「最初からあなたと私」を披露し、ファンがロマンチックな気分にさせたのだった。

抽選で選ばれたファンへのプレゼントも文房具セットと、思春期全開な二人

抽選で選ばれたファンへのプレゼントも文房具セットと、思春期全開な二人

終盤は「皆さん、ここにも宇宙を作ってみませんか?」と話し、「宇宙をあげる」を披露。その前にジヨンが「まず携帯電話のライトを点けて下さい。携帯のライトが点かない方は、両手をあごの下に当てて(愛嬌ポーズを作って下さい)。

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なぜなら、皆さんが一番綺麗な星だからです」と話して客席に星空を作り、後半はミラーボールが回り、彼女は「Lighting star Shooting star」とシンギング。

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フィナーレはジヨンが「皆さん、私達と恋に落ちましたか?」と話して「恋に落ちたとき」を歌い、ラストは「愛してる~」とシャウトしながら、サランへポーズをキめ、ファンにときめきを大サービス。アンコールには「私の思春期に」を選び、代表曲満載で初のコンサートを終えた。

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ライブの終盤、ジユンは「私たちの日本語を可愛く聞いていただいてありがとうございます。次回、また会えますよね」と声を弾ませ、ジヨンは「これからの計画は、これからも皆さんと会うことです。今年中にもっと日本に来たいです。そして、東京ドーム公演という夢を叶えたいです」と抱負を述べる。

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そして、ラストはモニター画面を通じて、こうメッセージ!
「日本のファンの皆さんに初めて出会い、初めてお聞かせするライブにドキドキして緊張もしていましたが、皆さんからの応援と拍手、そして私達への愛をたくさんいただいて、私達は楽しく幸せでした。忘れられない今日、ここに集まってくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えます! 次、また会える日まで、お元気で!」

初ライブで二人だけの魅力が光る音楽を目いっぱい届けてくれた赤頬思春期。早くも次のステージに期待が寄せられる。

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(文:きむ・たく)