「夢に向かって」CHERRSEEの2ndワンマンライブはSAYURI卒業公演初ワンマンライブでSAYURIは卒業を発表

シンクロダンスとキャッチーなメロディが話題の本格派ダンスボーカルグループ CHERRSEE(チェルシー)。3月31日(大阪)、4月1日(東京)にいよいよ2ndワンマンライブを開催する。今回のワンマンライブでメンバーのSAYURIは卒業。今回はそのSAYURIが卒業を発表した、初のワンマンライブ「CHERRSEE 1st LIVE～Beginning～」（12月30日開催）のレポートをお届けする。

「夢」──。
大きくスクリーンに映し出されたその文字と日本武道館の映像は、この公演にかける5人の意志をオープニングから力強く物語った。

白黒ストライプのセクシー＆クールな衣装で登場した5人が客席をまっすぐに見つめ“Cry again”からスタートすると、会場中も「It’s all right!」と全力のかけ声。ステージと客席の誰もが待ち望んだ、「ワンマンライブ」特有の一体感がオープニングから全開に。

続いて哀愁漂うイントロが鳴り響くとデビュー曲の“Mystery”だ。CHERRSEEの総合プロデューサーをつとめるK-POPヒットメーカー「勇敢な兄弟」の描く“Brave Sound”に、甘く切ない歌詞が心地よくマッチした名曲だ。

ステージは足を止めることなく、11月にリリースされた初のフルアルバム『Cherry Seeds』から“カメレオン”、“Hallo”と続く。

ここでいよいよMC。リーダー NENEは「想像以上でした、この景色！」と満員に埋まった会場への驚きを素直に表現すると、そのまま自己紹介でも「CHERRSEEの元気担当NENEでーす！」とデビュー当時のフレーズであいさつ。続くHIKARUも「年末ということで最高の1年の締めくくりにしたいです！」と煽った。

また末っ子MIYUのグラビア活動を見て来場したというファン達も見守る中、「(グラビアは)CHERRSEEを少しでも知ってほしいなとしている活動なので、本当に嬉しいです。今日は歌とダンスを存分に楽しんでください」とMIYUも笑顔を爆発させていた。

再びパフォーマンスに移ると“Oh Mama”に“Rose”、“SURISURI MASURI”と続く。ワンマンライブらしい豪華なセットリストに、ますます大きくペンライトが揺れた。

ここで一度メンバーは退場。フットサルでライバル校と争う学園ドラマ仕立ての映像が流れると、チアガールに扮した5人が再び登場。グループでのチアダンスからSAYURIの新体操、HIKARUのバトントワリングとそれぞれ特技を交えたパフォーマンスを披露した。

モノトーンにストリート感をミックスした「RASVOA」の衣装に着替えた5人は、続いて少女時代にTWICE、KARAなどK-POPをカバー！人気曲にCHERRSEEらしさも加わったキュートなステージに会場も大興奮。

ますます高まる熱気の中、上着を脱いだメンバーたちはJ-POPのカバーでも会場を“アゲアゲ”に。

大興奮のステージから一転、K-POPファンにはおなじみのさわやかなイントロが流れると、CHERRSEE結成前の練習生時代課題曲だったという“Mr.Chu”(Apink)へ。5人は噛みしめるように初心に返ったパフォーマンスを見せた。

初のワンマンラインもいよいよクライマックス。ラストソングは“白いシャツ”を歌い、大歓声の中見送られた。

しかしここはやはりワンマンライブ。当然ここで終わるはずはなく、鳴り響くアンコールに誘われ再びCHERRSEEがステージへ。「『アンコールありがとうございまーす！』って言ってみたかったんだ(笑)」と照れながらも、初披露となる“古いポップソングのように”でしっとりと締めた。

いよいよ念願のワンマンライブを終え、メンバー1人ずつからのコメント。

MIYU：
みなさん今日はお越しいただき本当にありがとうございました！今日このステージでは自分の100%の力を出し切りました。でも、まだ自分の力には満足していなくて、もっともっと良いパフォーマンスをみなさんに届けたいなと思っています。次はもう1つ上のステップへと、そしていつか自分の夢の武道館に立ちたいなと思っています。

SAYURI：
約1年半経ったのですが、ここまでいろんなことがありました。SNS 1万人計画に力を入れてチラシを配ったり、ファンの方はSNSでたくさん拡散いただいたり、本当にたくさんの方のおかげで達成できた目標でした。本当にありがとうございます。

NENE:
私は9月からリーダーとして務めてきました。こうしてリーダーになってCHERRSEEを引っ張る立場となり、私にとっては大きなプレッシャーでした。メンバーをまとめることができるか、ちゃんとライブを成功させられるか……(言葉に詰まる)、自分でリーダーというのが正直こわくて。(前リーダーの)HIKAさんの方が私よりもしっかりしているし、そんな中でリーダーをすることがこわかったのですが、こうしてたくさんの方に来ていただき、大きな声援をくださって、本当にうれしいです。ありがとうございます。

LENA：
うーん、オットケー(どうしよう)、手紙を持ってきたので読みます。みなさん最後まで応援してくれてありがとうございます。将来的にCHERRSEEはどんな姿になっているかわからないですが、どこでなにをしても、みなさんの応援をずっと忘れないです。そして永遠にそばにいてくれますよね？私たちもっと努力して良い姿を見せたいです。今日は私の母とかわいい妹が観に来てくれています(泣) 本当にありがとうございます。

HIKARU：
私は今年個人活動させていただきましたが、「私には何があるんだろう」とずっと考えていました。ポジションも何なのかわからず、「私に何が残っているんだろう」と思ったときに、個人活動をしたいと思い外に出てみました。ただ、そうしてここに帰ってきたとき、みんなの存在の大きさや自分の未熟さ、ファンのみなさんの暖かさを感じました。正直CHERRSEEを離れたいと思うことも9月からあったけど、帰ってきて5人でやる大切さがわかって感謝した1年でした。今日は大阪や福岡、名古屋などさまざまな場所から来ていただいていますが、次の私の夢は、私たちが会いに行く方へ、ツアーができるように頑張りますのでよろしくお願いします！

こうしてライブも無事にフィナーレ、と思いきや「ここで重大発表があります！」とNENE。「なんと、セカンドライブが決定しましたー！」とうれしいサプライズを発表した。

こうして会場は大興奮に包まれたが、最後にさらに思いもよらない発表が待っていた。
「私からも発表したいことがあります」とマイクを手にしたSAYURIが、あふれる感情を飲みこむように話した言葉「私SAYURIは、CHERRSEEを卒業します」──。

あまりの驚きのため騒然とする観客と、タオルで顔を覆うメンバーたち。会場中が困惑に包まれる中、SAYURIはコメントを続けた。

「こんな日に発表をすることになって本当に申し訳ないです、メンバーにも今の今まで言えなくて……。CHERRSEEを続けるという夢もあったのですが、活動をしている間にもっと自分のスキルを磨きたいという思いが強くなり、両方することは難しいので、一旦みなさんにさよならを言わなければなりません。いつになるかわかりませんが『SAYURIを応援して良かった』と思ってもらえるよう、何かしらの形で恩返しをできるように頑張ります」

SAYURI自身も気持ちを整理するかのように紡いだ言葉を受けとめ、メンバーたちは優しく彼女を囲み、いよいよ本当のフィナーレソング“Mystery”へ。間奏の間もそれぞれがSAYURIと言葉を交わしながら、大粒の涙とともに熱唱した。

SAYURIの卒業となるセカンドワンマンライブ「CHERRSEE 2nd LIVE ～SAYURI Last LIVE～」は、3月31日(土)に大阪、そして4月1日(日)に東京2回公演で開催される。

新しい夢に向かって歩き出すSAYURIのラストライブ、そしてここから新しいスタートを切るCHERRSEE、そんな節目のライブに、ぜひ足を運んでいただきたい。

CHERRSEE 2nd LIVE～SAYURI Last LIVE～

【大阪公演】

[日程]2018年3月31日(土)
[会場] THE LIVE HOUSE soma　http://www.will-music.net/soma/
住所：大阪市中央区東心斎橋2‐1‐13 大阪屋ジャンボビルB1F
[開場/開演] 14:00/14：30

【東京公演】

[日程]2018年4月1日(日)
[会場] morph-tokyo　http://www.morph-tokyo.com/
[開場/開演]一部13:00/13：30 二部17:30/18:00

チケットのご購入

[一般発売]
イープラス http://eplus.jp/cher/
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ローチケHMV https://goo.gl/sVV6ao （Ｌコード：74125）
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