Block Bが夏フェス仕様のライブを開催 ユニット、ソロでメンバーが魅力を発散しまくり!

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WARUGAKIをコンセプトに活動するヒップホップ・ボーイズ・グループ、Block Bが7月5日から9日にかけ「2017 BLOCKBUSTER IN JAPAN~Festival set~」(大阪、東京、計4公演)を開催。チームで、ユニットで、ソロでと、さまざまなフォーメーションでBlock Bの魅力を余すことなく見せつけた。ではTOKYO DOME CITY HALLで行われた東京最終公演(9日)をレポート!

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序盤は7人で登場しBlock Bとしての存在感と一体感をしっかり見せつけた彼ら。ジコは「Tokyo、叫べ」と何度も煽ってフロアを温め、他のメンバーもこう話して続く展開を楽しみにさせる。

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ジェヒョ「皆さんと特別な公演をやりたくて、スタッフの皆さんと打ち合わせと準備をたくさんしました」
ユグォン「Block Bのステージ、ユニット、ソロ・ステージと、すごいラインアップが準備されています。また、初めてバンドと一緒に準備しました」
パクキョン「楽しみにして下さい」

「Walkin’ In The Rain(Japanese Version)」ではモニターに雨が降る演出がなされ、テイルのファルセットボイスにファンは皆うっとり。一転、「HER(Japanese Version)」ではスピーディーに攻めまくり、序盤から会場は熱気に満ちた。

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その後、ジコが「楽しんでいますか?」と問いかけ、DJがレゲエホーンで煽ると、フロアからは大きな歓声が。そんな頼もしきファンに向けジコは「さすが、TOKYO BBC(Block Bのファン)」と感謝。ジェヒョは「1年ぶり(の公演)でうれしい」と話した。

そして会場中がジャンプした「Tell Them」を挟んで、いよいよユニット、ソロ・コーナーへ突入だ。
先陣を切ったのはこの日のために結成されたユニットROOMMATES! トップバッターのジェヒョは、小柳ユキの「あなたのキスを数えましょう」をカバーし、終始目を閉じ気味に、右手を胸に当て、じっくりと歌い上げる。そしてメインボーカルのテイルにバトンタッチされると、彼は自身のソロ曲「君はどこに (Japanese Version)」を熱唱。歌い終えるとROOMMATESの3人が壇上に揃い、トークを繰り広げた。

そこでジェヒョは小柳ユキの曲を選んだ理由について「いろいろ悩みましたが、好きな曲だし、今の季節にもいいと思ったから」とコメント。パクキョンが「僕はジェヒョさんよりいいステージをお見せします」と話すと、ジェヒョは「違う、違う」と言いながらも、最後は「そうですか~」と述べて、彼のステージが気になる様子だ。
そんなコント調のやりとりに続き、テイルが「いつもたくさん愛してくれて、感謝します。次の曲は僕が大好きな曲です」と話して、再びソロ・ステージへ。今度は清水翔太の「君が好き」をカバーし、彼が「一緒に!」と言えば、ファンもシングアロングしていく。さらにパクキョンのソロ曲「OgeulOgeul」に続いて、遂にROOMMATES内のコラボが実現。パクキョンが「自責の念」を歌っていると、そこに頬と唇に紅をさし、ガーリーなツインテール姿にチェンジしたジェヒョが合流。ジェヒョはファルセットボイスを全開にしてGFRIENDのウナ役を演じ、ショーアップされたステージでファンを楽しませた。

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ROOMMATESがこの日のために結成されたスペシャル・ユニットだったのに対し、続いたBASTARZは2015年から活躍する3人組(ビボム、ユグォン、ピオ)。ユグォンは「正式なユニットは僕たちBASTARZです。僕たちの方が格好いいでしょ」と自負心を見せる。

ステージは「Make It Rain」から幕を開け、DJがスクラッチを入れまくる「That’s Right」ではユグォンが美しいボーカルを光らせ、最後はサイレン音から始まる緊迫感高めの日本デビュー曲の「品行Zero(Japanese Version)」でフロアを絶頂に。

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続いたのはBASTARZのメンバーによるデュエットとソロだ。まずはビボムがスナップ音を響かせて、ファンへの想いを込めるかのように新曲「YOU」をスタートさせ、そこにピオが合流。ラストはピアノの当てぶりプレイでファンをノリノリにさせる。

その後、二人はユグォンへバトンタッチ。彼は自ら主演した映画『Qちゃん』の主題歌「痛くない」を歌うが、「BASTARZをやって、その後、ソロ曲を歌うのは大変。もっと休んでもっと格好よくやりたいのに……」と本音をもらしながらも、華麗なステージで見せていく。そして「このコンサートのために本当に頑張って準備した好きな曲」と明かすのは、「前前前世」(原曲:RADWIMPS)。アカペラで演じたイントロから疾走感のあるロックに転じ、彼はマイクスタンドを持ってステージを駆けながら歌った。

ソロ・ステージのラストを飾ったのはリーダーのジコだ。彼はヒップホップマナーでアグレッシブに攻め、ここまでを振り返って「初めてチャレンジするセットリストです。ソロ、ユニットがありましたが、すごいですね~。このような多様な魅力を持っているのがBlock Bです」と改めて自分たちをアピールした。

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終盤に近付き、DJのkaesamaがフロアをさらに熱狂させ、「Mental Breaker」などをアゲアゲのダンスリミックスに仕上げてファンを躍らせる。そしてフィナーレに向け、フロアの期待が高まり切ったところで7人が登場し、鉄板曲のメドレーでフロアを興奮の坩堝へ。ビボムのセクシーなスキャットが光る「NICE DAY(Japanese Version)」、ハードにアレンジされた「NolinA(Japanese Version)」、ミクスチャーロック風に変換された「Very Good(Japanese Version)」の三連発で、会場は巨大なパーティー空間となった。

アンコールでは前日に誕生日を迎えたパクキョンのサプライズなハッピーバースデーもあり、楽しさ倍増!

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Block Bファミリーがオールスターキャストで演じたこのコンサートは、さながらBlock Bによる夏フェスのよう。特にdj kaesamaのプレイからメドレーに繋いだ終盤は圧巻。今までにない熱量を感じ、彼らは、フェステバル・セットというタイトルに違うことなく、解放感たっぷりにファンを楽しませ、多彩な才能を見せつけることに成功した。

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(文:きむ・たく)

Block B JAPAN OFFICIAL SITE: www.block-b.jp/