タワーレコード渋谷店のイベント「K-POP LOVERS! SHOWCASE」に個性豊かな5組が集結

タワーレコード渋谷店がさまざまなK-POPアイドルを迎えてお届けする「K-POP LOVERS! SHOWCASE」も今回でVOL.3。1月16日、品川インターシティホールで昼夜2公演が行われた。ここでは昼公演の模様をレポート!

熱き闘魂、M.A.P6

トップバッターは1月9日に『「STORM」JAPAN SPECIAL EDITION』をリリースし、日本デビューを果たしたばかりのM.A.P6(エム・エー・ピー・シックス)。女性グループ、Girl’s Dayの弟分だ。

地球を行進するというチーム名を持つだけに、デビュー曲「STORM」はパワフルな男らしさが映えるクール・チューン。メインボーカルのサインを除く4人はかつて日本でもA-PRINCEとして活躍しただけあって、会場を沸かせるのもお手のもの。アントニオ猪木ばりに「元気ですか?1、2、3、ダー!!」と盛り上げた。

「ソロの舞台は初めてなので、すごく緊張します」と話しながらも、サインはソロでもきっちりバラードを歌い上げ、最後は5人で先輩チームGirl’s Dayの「口笛」をカバー。

燃える闘魂で演じるステージは、A-PRINCE時代の可愛らしいイメージを払拭していた。

目指せ、韓国版ピンク・レディー。CoCoSoRi

M.A.P6に続いたCoCoSori(ココソリ)は1月5日にデビューしたばかりのホヤホヤ・デュオ。CoCoとSoRiからなる2016年の大型新人で、この日のステージも急遽決定した。

二人は「アニメが大好きで、コスプレをして歌ったり踊ったりする、ココソリのアニメーション研究所というYouTubeチャンネルも運営しています」と語るアニメ・マニアで、この日も「アイドルマスター」の“お願いシンデレラ”と「ラブライブ!」の“それは僕たちの奇跡”を披露。二人共に日本語でのMCをこなし、日本初ステージとは思えぬほどの存在感を放っていた。

CoCo「初めて日本の舞台に立ち、皆さまにお会い出来て本当にうれしいです」
SoRi「私たちは元々、今日の予定に(入って)なかったので、皆さんもビックリされたと思いますが、私たちも実はビックリしました。紹介の映像に私たちのことが“ぐうかわ”って書いてあったんですけど、それは私たちの意見ではありません(笑)。私たちはデビューしたばかりで、持ち歌がまだ1曲しかなくて、何を歌おうか、すごく悩みました。で、人気のアニメから2曲用意してきました」

特に高校大学時代に日本に留学していたSoriは日本語ぺらぺらで、二人の丁寧な正直トークは高感度120%。

SoRi

CoCoはワシントンDC生まれのロスアンジェルス育ちで、女性グループBladyのメンバーとして活動していたため、経験は十二分。

CoCo

YouTubeでは、韓国や日本のアニメ、コスプレ・ファンのハートをゲットしつつ、ステージでは、リスペクトするピンク・レディー譲りの健康的なお色気で男性ファンをノックアウトする、韓国には未だ存在しなかったハイブリッドな可愛らしさが光るアイドルだ。しかも、デビュー曲「ダークサークル」はトロット(演歌)テイストが光るダンスナンバーで耳馴染みもグゥ~!

モデルばりの星の王子様チーム、LU:KUS

新人女性デュオ、CoCoSoRiのステージを挟んだ後は、平均身長184cmのモデル系アイドル、LU:KUS(ルーカス)が登場。

活動の拠点は新大久保で、かの地を拠点とするアイドルの中ではトップレベルの歌唱力を誇る。バラードからアップテンポなダンス曲までレパートリーは幅広いが、踊ってもブレ知らずな歌唱力が彼らの特徴だ。

また、チーム名には星の意味があるんだとか。“星の王子様”をイメージさせるが、楽曲の多くはメンバーのチョイが作詞作曲を手掛けて実にアーティスティック。華麗なパフォーマンスで2月の日本デビューに向け、弾みをつけた。

今春日本デビュー!B.I.G

LU:KUSに続いたのは、「原宿系K-POPアイドル」がコンセプトのB.I.G(ビー・アイ・ジー)。2度目の来日で、今後、日本ではLU:KUSと同じファミリーになる。

新曲“TAOLA”から幕を開けたステージは、韓国の良さを世界に広める“HELLO”といったオリジナル曲に加え、G-DRAGONのカバー曲など計5曲。

3月の日本デビューも発表され、2~4月には日本でも活動を行うという。メンバーにはポッピンダンスやヨーヨー、バイオインの天才など才能豊かな面々が揃うため、春のステージは彼らの個人技も楽しみだ。

スペシャルな存在感、HISTORY

トリを務めたのはスペシャルアクトとして登場したHISTORY(ヒストリー)。

このイベントは皆勤賞の3回目とあって、そのステージやトークは堂に入る。「控室で皆の舞台を見ましたが、すごく格好良かったです。学ぶことがたくさん多かったです」と他のアクトを讃えるのもさすが。

その一方で、最後だからもっと盛り上げなきゃ、と日本デビュー曲“消えてしまったMy Love”では、難易度の高いアクロバティック・ダンスを演じ、会場はヒートアップ!計7曲でスペシャルアクトの貫録を漂わせていた。

(文:きむ・たく)