10月9日(木)、韓国慶州(キョンジュ)で行われたK-POPカバーダンスの世界大会「2014 K-POP Cover Dance Festival World Final」に日本代表としてQieeNが出場。
BESTieの“Pitapat(두근두근)”を踊り、世界一の栄冠に輝いた。
そこで、快挙を果たしたQieeNのNORIKOとNANAに、メンバーも講師を務めるK-POPダンススタジオ「URIZIP 梅田スタジオ」で話しを聞いた。
Q. まずは、QieeN結成の経緯やメンバー構成を教えてください
「元々メンバーは同じ専門学校。NORIKO、NANA、ANNA、CHIHIROでスタートしました。今年CHIHIROが抜けてしまったので、新メンバーSONAが加入しての初ステージが、実はあの9月28日(日)の日本予選でした。それまではSONAの加入も秘密にしていたんです」
Q. 日本予選に挑戦したときはどのような心境でしたか?
「動画選考を通過したとわかったのが、予選の2週間くらい前でした。たまたまSONAふくめて4人で深夜練習する日だったのですが、出場が決まってみんなで『やばいやばい!』となって(笑)……なのでそれから急いでSONAに覚えてもらいながら踊りを合わせました。
当日は大阪から新幹線で。東京のイベントには慣れているので『優勝したい!』と堅くなるよりはリラックスしていましたね。ただ、近くにたまたま神社があったのでお参りはしました(笑)」
Q. 当日のパフォーマンスをふりかえって、また発表を聞いていかがでしたか?
「自分たちの踊りが終わって『本番楽しくやれて良かったね』と話しつつも、例えばAFTERSCHOOLのチームやAfrogirlsさんたちもすごくレベルが高くて、正直ダメかなと……。
なので発表を聞いたときは信じられなったです。近くにいたjokerさんたちに『おめでとうー!』と声かけていただきようやく実感しました。
選考理由について主催のソウル新聞の方からは『表情など総合的に見てQieeNが良かった』とコメントいただきました」
Q. 同じ週にはさっそく韓国へ。どのようなスケジュールでしたか?
「10月2日(木)から10日(金)まで韓国に行ってきました。正直自分たちも『そんなに長い期間で何するんだろう?』と疑問でしたが、初日はまず各国代表チームと集まって食事会。8か国11チームが参加しました。
2日目からはプロフィール写真を撮ったり、各地を観光しながら、BEASTやBAPのステージを観たり、JYJのコンサートにも行きました。WASSUPやAOA本人たちにも会えて楽しかったです」
Q. さていよいよ本大会ですが、どのような流れで進行したのですか?
「まずはAチーム・Bチームに分かれた決勝予選が6日に行われました。審査員はN-SONICとWASSUPです。
その時点で私たちは3位だったのですが、“A”(GOT7)を踊ったタイのStation5や“FlashBack”(AFTERSCHOOL)を踊った香港のMs.Echoたちが特にすごくて……。
そして9日の決勝を前に、8日に全チームでソウルから慶州(キョンジュ)へ移動という流れでした」
Q. 決勝当日の様子を教えてください
「野外ステージで、1,000名近い観客がいたと思います。この日は審査員として4MINUTEも。
やはりタイと香港の2チームはすごかったのですが、その日はすべりやすいステージだったため、アクロバットを得意とするStation5は危険なので技を飛ばしたりしていました。
自分たちもとにかく必死だったのであまり細かくは覚えていないですが、自分たちらしく楽しく踊れたと思います」
QieeNパフォーマンス
Q. そしていよいよ発表を聞いていかがでしたか?
「3位にMs.Echoで2位がStation5、そしてありがたいことにQieeNが1位でした。日本での2次予選と同様、発表の瞬間はよく聞き取れませんでした。会場と周りのチームの反応から『あぁ自分たちが優勝したんだ』って。
あまり実感する間もなくバタバタと大会は終わり、慶州を出発してソウルに到着したのが夜中の3時(笑)
その日の晩にTwitterで報告をしましたが、10日に帰国した後はさっそくURIZIPの発表会があったりで、なかなか優勝の喜びをしみじみ実感するタイミングはありませんでした」
大会ダイジェスト
Q. あらためてこれまでの活動をふりかえり、今後の目標など教えてください
「踊り始めたきっかけは『OSAKA SEOUL BEAT』を観に行ったこと。それから出れるイベントにはとにかく出まくってきました。多いときは毎週土日出たり(笑)
東京ではDREAM PARTYやKpop中毒祭など、交通費もノルマもかぶってとにかく挑戦し、DREAM ON!にもVol.7からこれまで4回出演することができました。
ただメンバーみんな人見知りなので、チームの宣伝もできず地味に帰って来ていました(笑)
10月11日がちょうどQieeNの結成3周年だったんです。また9月29日はNANAの誕生日でもあり、自分たちにとって最高のプレゼントになりましたね。
韓国でQieeNで踊ることを目標にしていたので、それが実現し、しかも優勝できました。
これからもダンスを続けていきたいし、QieeNの名前を広めていきたい。『あれが世界一か』と思われないように、もっともっとがんばって活動したいです」